コラム

2年連続エミー賞最多ノミネート!豪華スター競演のスタイリッシュ・ホラー『アメリカン・ホラー・ストーリー: 体験談』

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2011年に米FXで放送を開始した『アメリカン・ホラー・ストーリー』は、『Glee』や『NIP/TUCK マイアミ整形外科医』などで知られる奇才ライアン・マーフィーとブラッド・ファルチャックが手掛ける人気シリーズだ。タイトル通り、シリーズのテーマはホラーだが、毎シーズン独立した物語を展開。これまでに、『呪いの館』『精神科病棟』『魔女団』『怪奇劇場』『ホテル』と、身の毛もよだつ恐怖を視聴者に提供してきた。

シーズン6にあたる、『体験談』の舞台は、アメリカ、ノースカロライナ州沿岸にあるロアノーク島。主人公は、ギャングから暴行を受けてお腹の中のこどもを失い、心機一転、ロアノーク島へ引っ越してきたミラー夫妻。競売で格安の物件を手に入れ、安堵したのもつかの間、怪奇現象が多発し、夫妻は身の危険を感じ始める。

『アメリカン・ホラー・ストーリー』は、毎シーズンとも必ず、実在の人物や事件にインスパイアされたキャラクターが登場。『ホテル』の舞台も、殺人鬼が宿泊したり殺人事件が頻発したりしたことで心霊スポットと化した実在の有名ホテル「セシルホテル」がモチーフとなっていた。『体験談』の原題は、『American Horror Story: Roanoke』。そのタイトル通り、16世紀に実在したイギリスの植民地ロアノークをモチーフにしている。ロアノークでは、100人以上の開拓者が忽然と姿を消す失踪事件が発生。以降、ロアノークは「失われた植民地」と呼ばれ、人肉食で食い尽くされた説、島脱出の際に海上で遭難した説など、様々な説が取り沙汰されている。『体験談』は、実際に起こった怪奇な事件をタイトルや物語の舞台へダイレクトに引用し、恐怖感を増幅させることに成功している。

『アメリカン・ホラー・ストーリー』史上初の演出は、ドキュメンタリータッチを採用したことだ。『体験談』では、架空のドキュメンタリー番組「ロアノークの悪夢 (My Roanoke Nightmare)」のインタビューという設定で、恐怖体験を語るミラー夫妻の映像と、彼らの証言をもとに俳優が演じた再現ドラマが同時進行で展開。さらに、ミラー夫婦役をリリー・レイブとアンドレ・ホーランド、再現ドラマではサラ・ ポールソンとキューバ・グッディング・Jr.といったふうに、各パートを別の名優たちが演じるという手の凝りよう。俳優たちの迫真の演技を目の当たりにした視聴者は、「ロアノークの悪夢」が実際に起こった事件と錯覚せずにはいられないだろう。

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おなじみのキャストが、毎シーズン異なる配役で登場する、『アメリカン・ホラー・ストーリー』のお約束は健在。『ホテル』でゴールデン・グローブ賞を受賞したカリスマ歌姫レディー・ガガは、森の魔女役で怪演。ほかにも大女優のキャシー・ベイツやアンジェラ・バセット、イケメン俳優ウェス・ベントリー、エヴァン・ピーターズやフィン・ウィットロックといった常連組が演技の幅の広さを見せつけてくれる。さらに、オスカー俳優キューバ・グッディング・Jr.とアカデミー賞映画『ムーンライト』に出演したアンドレ・ホーランドが新規に『アメホラ』組に参加している。

攻めの姿勢を崩さない『アメリカン・ホラー・ストーリー』は批評家から絶賛され、早くもシーズン9の更新が決まっている。本作をまだ未見の方は『体験談』を観て、押し寄せる恐怖の波をぜひ体感して欲しい。

(C) 2016 Fox and its related entities. All rights reserved. (C) 2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

『アメリカン・ホラー・ストーリー: 体験談』

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取材・文/田嶋真理

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