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面白いだけじゃない!法医学ミステリー「アンナチュラル」は”いい男”だらけ!!

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面白いだけじゃない!法医学ミステリー「アンナチュラル」は”いい男”だらけ!!

 石原さとみ主演、”逃げ恥”の野木亜紀子脚本ということで、初回から注目を浴び、視聴率12.7%と好発進した法医学ミステリー「アンナチュラル」(毎週金夜10:00、TBS系)。何をしてもかわいい石原さとみ演じる法医解剖医の三澄ミコトが、事件の真相を突き止めるために謎解きに奔走する姿に魅了されるが、彼女を取り巻くひとクセある男たちの存在がその魅力を高めていることは言うまでもない。
 井浦新(43歳)演じる口が悪く、影ありまくりの同僚・中堂系。窪田正孝(29歳)演じるUDIラボの記録員であり、写真週刊誌のスパイでもある久部六郎。そして、中堂とただならぬ関係であるらしい、竜星涼(24歳)演じる葬儀社の木林南雲。物語はそれぞれにヒミツを抱えた男たちと、幼少期に一家心中を経験したミコトとの人生観が絡み合い、法医学ミステリーだけではない方向へと動き出している。

■井浦新が生み出す、物語の陰影

 ミコトは過去を背負っている主人公だが、それを乗り越える術を身に付けているため、常に前を向いており、決してネガティブな存在ではない。その一方、中堂は決して心を開かず、常に影を背負っている。UDIラボの中心人物の2人が、光と陰の役割を果たしているため、物語に厚みが生まれているといっても過言ではない。
 井浦新はモデル出身だが、もともと役者志望だったそうで、オーディションを勝ち抜き、’99年に是枝裕和監督の「ワンダフルライフ」で映画初主演。以来、映画「ピンポン」(‘02年)などのキャッチーな作品から、若松孝二監督「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」(‘11年)などの社会派作品まで幅広く出演。厳しくも優しい教師役から、狂気を纏う男まで何でもござれで、3/17(土)公開の映画「ニワトリ★スター」ではくたびれた大麻の売人役を熱演。中堂とはとても同じ人物とは思えぬ役どころを演じており、そんな彼だからこそ、「アンナチュラル」に差す影を濃いものにできていると言えよう。

■2人の若手俳優が物語を掻き回す!?

 UDIラボの中で大事なスパイスとなっているのが、久部六郎だ。ミコトたちの信頼を勝ち取っているように見えるが、写真週刊誌のスパイでもあり、その正体がいつ明らかになるのかも今作の見どころの一つ。演じる窪田正孝は29歳ながら、「僕たちがやりました」(‘17年、フジテレビ系)で演じた危うい高校生役もぴしゃりとハマる、淡さを持ち得た俳優。今回も週刊誌の編集者とミコトの間で揺れる久部役が実にお似合い。同時に第2話の水に濡れるシーンでは色気も存分に発揮しており、いろんな意味で楽しみな役どころだ。
 そして、竜星涼演じる木林の存在も見逃せない。演じるのは、朝ドラ「ひよっこ」の実直な警察官・綿引役で認知度を高めた竜星涼だが、彼は「連続ドラマW 賢者の愛」(‘16年、WOWOW)や「オトナ高校」('17年、テレビ朝日系)で大人の女性を魅了する学生や男性ながらにコケテッシュな役どころを演じてきた演技派。第3話までの登場シーンは少ないが、今後はその存在感を高めてくるはずだ。

 第4話以降からは、この木林と中堂が怪しい動きを見せ始める。2人はどんな関係なのか?そして、中堂が背負っているものとは?それぞれの登場人物の心の奥が解き明かされていく「アンナチュラル」。リアルを追求した法医学による推理に加えて、その人間模様にますます魅了されそうだ。

文/及川静

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