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地味カワな雰囲気と鋭い眼差しのギャップ

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地味カワな雰囲気と鋭い眼差しのギャップ

現在放送中の、NHKドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校で吠える」で教師という憧れの仕事で理想と現実のギャップに苦しむ新人教師を演じている女優の岸井ゆきの
無名時代に出演した『99.9-刑事専門弁護士-』で、彼女演じる主人公に片思いをする自称シンガーソングライター・加奈子が視聴者にインパクトを残した。そして今年の1月クール『99.9-刑事専門弁護士-SEASONⅡ』にも出演し、コミカルな演技で相変わらずの存在感を見せていた。そんな地味カワな雰囲気でブレイクを果たした岸井ゆきのを紹介する。

■自然すぎた演技でCMにも影響

ぱっちりした目が特徴的な彼女だが、特に注目すべき点は演技力である。『99.9』の加奈子で、独特なキャラの演技をみせてくれたが、中でも彼女の演技を見て「辛すぎる」という言葉が多く上がったのが、「東京ガス」のCMである。彼女は就職活動に励む女子大生を演じたが、なかなか内定がもらえず、心が折れそうになりながらもめげずに就活を続けていた。そして面接で手応えを感じて家族や友人にも喜びメールを送り、気分良く帰宅していたところ、不採用メールが届いて悲しみの涙を見せる。という内容だが、彼女の演技がリアルすぎ、就活で苦しむ姿に「心が痛む」などの声が殺到した。
残念にも放送中止になってしまったが、生々しい演技を見せる彼女の演技力は業界内に知れ渡ったのである。

■主役にこだわりがない

昨年公開された映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』で主演を演じたが、彼女自身は、主役に対してこだわりがないという。「あったほうがいいのかなって思ったりもするんですけど、あまりそこに野心はないんですよね。ただ、物語の中に存在していたいなっていう気持ちはあるので、深く関わっていくっていうことを考えると、最終的には大きな役っていうことに繋がっていくのかもしれません」と自身の考えをインタビューで語っている。しかし、同作で主役を演じたことで、「今まではとにかく芝居をすることだけに集中し、スタッフさんやキャストの皆さんとコミュニケーションを取ることができませんでした。しかし、どの現場でも主役の方がそれぞれのやり方で現場をまとめていっていたことを思い出し、コミュニケーションなど取るようになった。すると周りと話していると役のことで気づくことも多いし、何よりも自分がいやすくなる、居心地がよくなる。お芝居だけやってればいいんじゃないということを実感した作品でもありました」と芝居をすることだけが主役の仕事ではないという考えが生まれたという。

■強い眼差し

彼女の大きな瞳には、人を釘付けにする魅力がある。『真田丸』に出演する際、制作統括のスタッフが「スッと刺すような“眼差し”に釘付けになった」と目の演技に太鼓判を押していた。
演技力の高さから、脇役を演じることが多い岸井ゆきの。独特の存在感と唯一無二の演技力で話題作に出演する彼女の活躍に今後も期待して注目してほしい。

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