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顔はわかるが名前は読めない名女優

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顔はわかるが名前は読めない名女優

笑顔が素敵な優しい母親役から意地悪な女性、そして記憶にも新しいシン・ゴジラの防衛大臣まで剛柔問わず幅広い女性を演じる女優の余貴美子
彼女の名前を見ると誰もが一度は読み方に戸惑うと思われる。読み方は「よ きみこ」である。この際に覚えていただきたい。現在放送中の朝ドラ「半分、青い」では街の子どの成長を我が事のように見守る優しい町医者役を演じている。そんな優しい役も怖い役でも安定したいい演技を見せてくれる女優・余貴美子を紹介する。

■どんな役にもなりきる演技力

演技力が高くバイプレイヤーの女優として誰もが認める彼女。陽気な女性から陰のある女性までありとあらゆる役を演じる高い演技力を見せている。彼女の凄いところは、演じる役が淡々と話す言葉の裏に隠された体温が言動から視聴者に伝わるところである。「はじめまして、愛しています。」では里親たちに厳しい言葉や冷たい対応を取るが、里親たちの覚悟を正そうとしている意図であり、全ては子供達のためというのが伝わる熱さがあり、見ている人を感動させた。名脇役として存在感を見せる彼女は、2008年度・2009年度には2年連続日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞している。助演女優部門で2年連続の偉業は彼女が初であり、その他数多くの賞を受賞しているのが彼女の演技力の高さを物語っている。

■役割を考える

ベテラン女優として誰もが知る存在の彼女ではあるが、舞台女優としてデビューした頃は、演技が下手すぎて怒られてばかりだったと言う意外な過去をもっている。同じ劇団の笹野高史からは怒られ続け、今でも共演すると緊張すると話している。そんな彼女であるがベテランになっても「いつも作品での役割は何かを考えるだけ。わがままなんて言ったら、『やめておしまい』と言われそうで言えません」とインタビューで答えている。わがままを言うのではなく、与えられた役割を考えているからこそ、彼女が演じる役には冷たい役いい人の役関係ない筋が通り、体温が感じられるのではないだろうか。さらに、別のインタビューで「主役をやりたい!」と一度も考えたことがないという。

■極度の心配性

ドラマで演じている役などから、彼女自身も頼り甲斐のある強い女性と思う人もいるが、実は極度の心配性だと語っている。トーク番組に出ても面白いことも言えずに、カメラマンやディレクターに怒られるといったネガティブな想像をして心配してしまったり、お風呂に入って髪を洗っている時、ふと目を開けて後ろを振り返り、誰かいないか確認するという。心配性でいつもオタオタしているという性格を意外すぎる性格だからこそ、役に対してどこまでも安心することなく役作りを徹底するのではないかと思われる。そしてその役が全ていい味を出して作品を盛り上げている。

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