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国際的女優になった関西弁のおもろい姉ちゃん

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国際的女優になった関西弁のおもろい姉ちゃん

グラビアイドルとしてキャリアスタートさせ、1990年代のバラエティ番組で知名度を上げた鈴木紗理奈。3月で終了するフジテレビの看板番組「めちゃ×2イケてるッ!」には、前身番組からのレギュラーとして活躍し、ベテランとなった今でも、たむらけんじとの過去の交際を暴露されたり、ブルゾンちえみを面白おかしくパロディーするなどバラエティタレントとして活躍している。
バラエティのイメージが強い彼女だが、女優として新境地を切り開いている。昨年スペインの映画祭で「最優秀外国映画主演女優賞」を受賞し、現在放送中の「きみが心に棲みついた」では主役に厳しいデザイナー役で存在感を見せている。そんな演技派女優として新たな一面を見せはじめた鈴木紗理奈を紹介する。

■良くも悪くも関西弁

鈴木紗理奈といえば「関西弁」というイメージが良くも悪くも付いている。デビュー間もない頃から、ドラマには出演していたが関西弁が抜けず、標準語での会話に違和感がうまれ、ヤンキー風の見た目も相まって役柄が限られていた。バラエティでのキャラ立ちとしては申し分ないが、ドラマでは邪魔になることがあり、徐々にバラエティに路線がシフトされていった。
しかし、35歳頃から「40歳になったら女優になりたい」と決めていた彼女が39歳の時、先述の賞を受賞することになる「キセキの葉書」からオファーがあった。いざ主演女優としてのオファーが舞い込んだ時、集客の面など不安になったというが、スタッフの「紗理奈さんだからやってもらいたいんです!」という熱いラブコールと、役柄が関西弁を話す主婦だったので「自分も関西弁を話す主婦やから頑張ってみよって」と思いオファー受けた。阪神大震災から半年後経過した兵庫県を舞台に脳性麻痺の娘と認知症の母を抱える主婦という難しい役柄を丁寧に演じきった。

■バラエティとは真逆の芝居

長年「めちゃイケッ!」で鍛えられた彼女にとって、テンポ良く話すことや間をあけずに気持ちのいい会話のラリーをすることが良しとされてきた。しかし「キセキの葉書」のジャッキー・ウー監督からは「間の取り方を覚えてください。あなたは主演で、この映画は決められた尺もないから、会話のラリーを簡単にしないでください。自分の間でセリフを言えばいいし、長回ししているので何でもやっていい」という演出を受けた。実際に彼女の間のとった芝居をそのまま活かし、主人公に愛が溢れる作品に仕上がったという。バラエティとは真逆の芝居とシリアスな役柄もできる力量があることを証明できた作品になっている。

■今後のスタンス

女優としてもバラエティタレントとしても、今後活躍するにあたって「鈴木紗理奈という人生を、人としてまっとうに生きるということ。求められてこその仕事なので、活動の割り振りは自然にまかせて、鈴木紗理奈という剣を研ぐ作業というか、自分自身を見つめ直して芯を強くする」と語っている。

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