コラム

【いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~】第1話あらすじ 日本のオリンピック史はこうして刻まれた!

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【いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~】第1話あらすじ 日本のオリンピック史はこうして刻まれた!

1月6日、宮藤官九郎が脚本を手掛けた大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」(NHK、日曜午後8時)がスタート。同作は、日本のオリンピック史を綴った作品。日本で最初のオリンピック選手・金栗四三を中村勘九郎が務め、日本にオリンピックを招致した男・田畑政治には阿部サダヲが抜擢された。その他豪華キャストの面々を揃えて、日本人の“泣き笑い”が詰まった激動の半世紀を描いていく。

日本のオリンピック参加に文部省、体育会は猛反対!?

舞台は、1959年の五輪招致目前の東京。とある寄席では落語家・古今亭志ん生(ビートたけし)が、50年前の日本のオリンピック初参加にまつわる“噺”を語っていた。

1909年の日本といえば、まだ「スポーツ」という言葉すら知られていない時代。第1話「夜明け前」は、そんな日本がオリンピック史の“1ページ目”を刻んだ瞬間がテーマとなっている。

オリンピックの火付け役となったのは、柔道の創始者・嘉納治五郎(役所広司)。ある日、駐日仏大使に“日本のオリンピック参加のために動いてほしい”と要請されるところから物語は始まっていく。

駐日仏大使の話に胸を躍らす嘉納だったが、彼の周りはオリンピック反対派の者ばかり。嘉納は文部省や日本体育会にも掛け合うものの、「勝つ確証のないものに金を出したくない」「そもそも技を競い合うだけのスポーツに意義を感じない」と散々な言われようだった。

悪戦苦闘した結果、嘉納は渋々オリンピックへの参加を辞退しようとする。しかし駐日仏大使が見せてくれた“スタジアム”の構図を一目見て、彼の興奮と期待は一気に上昇。最終的に周りの反対を無視して、独断でオリンピック参加を承諾することに。こうして嘉納がアジア人初のIOC委員に就任したのを皮切りに、日本オリンピック史の幕が開けていく―。

ついに走りの神様“韋駄天”現る!?

彼の勝手な行動に反対派の者たちが怒りを露わにする傍らで、嘉納は足の速い神様“韋駄天(いだてん)”探しに奮闘していた。というのも彼には「日本人の忍耐力は“長距離”にこそ生かせられる」という考えがあったため。

そこでまず声をかけたのが、東京帝国大学のエリート学生・三島弥彦(生田斗真)。彼はスポーツ愛好家が集う「天狗倶楽部」の一員で、弥彦自身も“運動会の覇王”と称されるほどスポーツに秀でていた。

もちろん弥彦を始めとした、「天狗倶楽部」のチームメイト全員がオリンピック参加に大賛成。彼らと結束を固めた嘉納はさっそく選手の選抜方法を話し合い、オリンピック選手を決める“予選会”の開催を決定した。

競技種目は陸上のみ。特に嘉納はマラソン競技に一目置いており、その期待値は「世界レコードにおさまる者が現れなかった場合、今回は潔く(オリンピックを)辞退する」と豪語するほどだった。

そして大会当日。マラソン競技には19名の選手が集結し、ついに闘いの火蓋が切って落とされた。

しかし途中で豪雨に見舞われてしまい、脱落者が続出。いつの間にか選手も残り5名となり、嘉納の表情に“不安”の文字が浮かび上がる。

その時、会場に戻ってくる選手の人影を発見。その人物こそ同作の主人公となる“金栗四三”だった。彼は履いていた足袋を脱ぎ捨てラストスパートをかけ、ついにゴールイン。記録は2時間32分と世界記録を優に更新していた。

嘉納はもちろん、多くの観客たちから歓声が上がったのは言うまでもない。

“おあとのよろしい”ラストに視聴者感激?

同作は大河ドラマとは思えないほどテンポよく話が進んでいき、見ていて気持ちがいい。中でも秀逸だったのが“物語の締め方”。ゴールした四三に抱きつく嘉納を映しながら、古今亭が「きっと嘉納先生はこうおっしゃったでしょうな」「金栗くん、君こそ世界に通用する韋駄天だ」と語り出す。そして最後に「いや、不可能を可能(嘉納)にする男だ」と言葉をつけ足して物語は幕を下ろした。

秀逸すぎる終わり方に、ネット上では「オチが完璧すぎて笑った」「ここまで“おあとがよろしい”大河ドラマは初めてだ」「毎回オチのある終わり方なのかな? 来週も楽しみ!」など絶賛の声が続出。新しいカタチの大河ドラマに、多くの視聴者が心を掴まれたことだろう。

第2話では、四三の知られざる少年時代が描かれる。もともと虚弱体質であった彼が、“韋駄天”と呼ばれるようになった経緯をお見逃しなく。

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