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19年ぶりに帰ってきた絶対的女優・常盤貴子様の凄さ

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19年ぶりに帰ってきた絶対的女優・常盤貴子様の凄さ

(c)TBS

平成がまもなく終わろうとしている。平成のテレビ界を振り返ると、その初頭にはドラマブームがあった。この頃に“連ドラの女王”という異名をとった女優が常盤貴子だ。出る作品、出る作品がヒットし、2クールに1度は主役を張っていた彼女。凜としたアジアンビューティな顔立ちとは裏腹に、鼻にかかった甘い話し方は、小悪魔的な魅力を秘めていた。

その常盤貴子が現在放送中のTBS「グッドワイフ」(日曜21時~)で、19年ぶりに日曜劇場に帰ってきた。

1972年生まれの常盤は、現在46歳。19年前と同じ美貌を保った姿のままテレビの前に現れた彼女には、正直感服させられる。当時のドラマを観ていた人には、まさに「待っていました!」。ただ、21世紀に生まれた世代にとっては、“初めて見る新しいベテラン”といったところだろう。そこで、今回は若い方にも伝わるように、常盤貴子の凄さを改めて紹介したいと思う。

■“連ドラの女王”の偉業とは?

常盤は1991年に芸能界入りすると、そのわずか2年後に、のちに代表作となるフジテレビ系「悪魔のKISS」に出演。バストを露わにした体当たりの演技で話題となる。翌年にはTBS「私の運命」に出演し、主演同等の存在感を放った。

そんな彼女の出世作といえば、主演に抜擢されたTBS「愛していると言ってくれ」(1995年)だ。

このドラマは豊川悦司演じる耳が聞こえない画家と、常盤演じる女優の卵が障害を乗り越えながら愛を深めるという物語。非常に難しい役どころだったが、ドラマは大ヒット。主題歌となったDREAMS COME TRUEの「LOVE LOVE LOVE」が、切ないラブストーリーの世界を一層盛り上げている。

常盤はこの作品で1995年度のエランドール賞新人大賞を受賞した。これでさらに勢いづいた彼女は、1年に1~2本のハイペースで、連ドラでヒロインや主人公を演じた。

・真昼の月(1996年/TBS)主演
・ひとり暮らし(1996年/TBS)主演
・理想の結婚(1997年/TBS)主演
・最後の恋(1997年/TBS)ヒロイン
・めぐり逢い(1998年/TBS)主演
・タブロイド(1998年/フジテレビ)主演
・美しい人(1999年/TBS)ヒロイン
・Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜(2000年/TBS)主演 ※木村拓哉とW主演
・カバチタレ!(2001年/フジテレビ)主演 ※深津絵里とW主演
・ロング・ラブレター~漂流教室(2002年/フジテレビ) 主演
・恋愛偏差値~第2章 Party~(2002年/フジテレビ)主演

この中でも、常盤の演技が際立っていた作品として、「最後の恋」と「ロング・ラブレター~漂流教室」が忘れがたい。が、今回は「ロング・ラブレター~漂流教室」を挙げたい。

原作は楳図かずおの漫画「漂流教室」で、未来へタイムスリップしてしまう設定。平和な毎日が一気にサバイバル化し、生き延びることだけに全精力を傾けるというストーリーだった。このような状況であるが故に、セリフの一つひとつが格言のように心に突き刺さる。

「ゴメンネも、アリガトも、愛してますも、今日のうちに言っておけ」
「明日は何が起こるか分からないから、今を精一杯に生きる!」

■変わらぬ美貌と、変わらぬ演技力に脱帽

連ドラの女王の名を欲しいままにしていた常盤だが、おそらく、結婚したことで少し仕事をセーブしていたのだろう。現在放送中の「グッドワイフ」は、日曜劇場枠においては「Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜」以来、約19年ぶりの常盤の主演作となる。

このドラマで常盤が演じるのは、主人公の蓮見杏子。出産を機に弁護士の仕事を辞め、エリート検事の夫を支えてきた専業主婦だ。しかし、夫が汚職容疑で逮捕され、女性スキャンダルまで明らかになったことで復職を決意。夫への疑念、世間の好奇の目と闘いながらも、前向きに生きていく。

ドラマの成り行きにも毎回ハラハラさせられるが、もう一つ大きな見どころとなっているのが、難しい専門用語を含む膨大な長台詞。さすがは常盤貴子、これを朗々と演じきっているのだ!

また、変わらぬ美貌の常盤が着こなす衣装にも注目したい。放送開始直後からネットでも話題になっており、チェックのツイードコート、エンジのボウタイブラウス、紺のシャギーニットなどに、大人の女性のエレガントさが溢れている。

そんな見所満載のドラマ「グッドワイフ」。最終回まで楽しみに見てみたい。

(文/浅井ユキコ(iPPON COMPANY GROUP)@H14)

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