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今度はスピン・ドクター!? 竹内結子の意外なキャリア

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今度はスピン・ドクター!? 竹内結子の意外なキャリア

(C)フジテレビジョン

1月10日(木)からフジテレビ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」(木曜22時~)がスタートします。主演は竹内結子で、危機管理専門の弁護士であり、スキャンダルの裏側で情報を操作する“スピン・ドクター”という役柄です。

なかなか個性的な設定のヒロインですが、彼女は過去にも一風変わった職業に就いてきました。今回はそんな竹内結子の“ちょっと意外な職歴”を振り返ってみたいと思います。

■労働基準監督官から警察官まで公務員もお手のもの!

2013年に放送された日本テレビ「ダンダリン 労働基準監督官」は、タイトルにもあるように、労働法を遵守せず、労働者をないがしろにするブラック企業と闘う労働基準監督官。いわゆる“労働Gメン”の活躍を描いたドラマです。

サービス残業の強要や、外国人労働者の不当雇用など、いわゆるブラック企業に対して法令順守と是正勧告を行うのが、労働基準監督官の主な仕事です。作中では密かに内偵を行い、巧妙に脱法を繰り返す企業には、抜き打ちの臨検を行っていました。

竹内結子が演じた女性労働基準監督官・段田凛は、「働く人を守りたい」という強い思いの持ち主で、時には行き過ぎる場面もあるヒロインでした。違法な労働環境を見つけると「うぅ~っ」とうなり声をあげる。「若くてかわいい元気な女の子募集」というウェイトレスの募集張り紙を見つければ、「法律違反ですっ!」と店に怒鳴り込む。あげくは、悪徳社長とケンカになり、投げ飛ばしてしまったりしたりと猪突猛進。周囲の人たちとの間に軋轢を生みながらも、働く人のために奮闘しました。

時には是正勧告に応じない会社社長を、労働基準監督官が法令違反で逮捕する一幕もありました。ちなみに、竹内結子は「ストロベリーナイト」(2010年)で、犯人逮捕を“生業”とする刑事も演じています。

竹内結子が演じた姫川玲子は、ノンキャリアながら27歳で警部補に昇進した叩き上げの刑事。男性社会だといわれる警察において、男性警察官からの偏見を見返すために、犯人逮捕に異常なまでの執念を燃やす人物でした。彼女を見下す男性警察官たちと丁々発止でやりあいながら、ひたすら犯人を追います。

そんな旧社会的な組織の中でもがきながらも、強い決意をたたえた表情で事件解決に邁進する女性警部補を竹内結子はクールに演じ、ドラマは大ヒットしました。2013年には映画化もされています。

■和菓子職人や破天荒なアイドルに!そして……

竹内結子はNHK連続テレビ小説「あすか」(1999~2000年)でヒロインを務め、一躍国民的な人気を獲得しました。このドラマは竹内結子演じる和菓子職人・あすかが、独創的な和菓子を作り、伝統的な職人の世界に旋風を巻き起こすという物語。幼馴染みとの三角関係なども盛り込みながら、あすかが成長する姿を追いました。

この作品で竹内結子は、厳しい修行に屈せず、自分が死んでも後世に遺る“一生一品”を生み出そうと、前向きに和菓子と向き合うヒロインを瑞々しく演じています。女性の和菓子職人は非常に少ないそうで、そういった意味では、こちらも“異色の職業”といえるでしょう。

ちなみに、結婚して母になってからのあすかは、初々しいヒロインから、パーマ頭の“大阪のおばちゃん”へキャラクターが激変しました(もちろん竹内結子が演じています)。このあたりも含めて異色作といえるかもしれません。

そんな和菓子職人の前に彼女が演じていたのが、同じく“あすか”という名前のアイドルです。「あぶない刑事フォーエヴァーTVスペシャル'98」(1998年)では、大人気アイドル・風吹明日香となり、一日署長として港署を訪れることに。猫のぬいぐるみがついた派手な帽子をかぶっていたり(熊バージョンもあり!)、捜査課長から「一日署長、よろしくお願いします」と言われると「はぁ~い」と敬礼しながら、調子よく答えるなど……。当時大人気だった篠原ともえを思わせる、少々破天荒なキャラクター設定がなかなか異色でした。

そんな竹内結子がこれまで演じてきた中でも、最も異色な職業といえるのが、バカリズムが脚本を手掛けた「かもしれない女優たち」(2015年)での“本人役”ではないでしょうか。

この作品では“もし女優になるきっかけとなった原宿でのスカウトを断っていたら”という設定で、パラレルワールド的な世界での物語が展開されます。竹内裕子は大学卒業後、出版社に就職し、編集者になりました。忙しい毎日を過ごす中で、ふとスカウトを受けていたらどうなっていたのかと空想し、空想の中で“女優・竹内結子”も登場するという、なんとも複雑な展開となっています。

■最新作で演じるスピン・ドクターって一体なに?

「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」で竹内結子が演じるのは“スピン・ドクター”。果たして、どんな仕事なのでしょうか?

番組ホームページでは“弁護士ながら専門は危機管理で、主戦場は法廷ではなくスキャンダルの裏側”とあります。つまりは、陰で暗躍する存在のようですね。“情報を自分の有利な方向へ仕向ける特別な技術”で“社会的窮地にいるクライアントを99.9%の確率で救い、必要ならば嘘すら正義に変える”ことができる存在なのだとか。

スピン・ドクターという職業は実際にあるようですが、お仕事ドラマで取り上げられるのは、恐らく今回が初めてではないでしょうか? 竹内結子が今度はどんな世界を見せてくれるのか? 今から楽しみですね!

(文/地江仲慶太@H14)

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