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この夏は清純系女優が大抜擢!松本穂香と清原果那、2人の演技の魅力とは?

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この夏は清純系女優が大抜擢!松本穂香と清原果那、2人の演技の魅力とは?

今期の夏ドラマでは2人の若手女優が大抜擢された。TBS系ドラマの看板枠の一つ、日曜劇場の「この世界の片隅に」でヒロインを演じる松本穂香。そして、NHK総合「透明なゆりかご」で、16歳でドラマ初主演を果たした清原果耶だ。

■アニメ映画と比較するも、期待の声が

TBS系日曜劇場「この世界の片隅に」(毎週日曜21時~)は、こうの史代の同名漫画が原作。太平洋戦争中に広島県の江波から呉に嫁いだヒロイン・すずが、嫁ぎ先の北條家で夫の北條周作(松坂桃李)とともに過ごす日常を丹念に描いている。

すずを演じる松本は今回、約3,000人のオーディションから選ばれた。松本の起用について、同ドラマのプロデューサーはキャスト発表会でこうコメントしている。

「オーディションの部屋に入ってきたときに、何かすごくアンバランスな魅力を感じて。手足がすらっとして長いんですけど、何かちょっとファニーな顔。アングルによって表情がぜんぜん違う顔立ちを含めて、すごく魅力的な子だなと。この子がすずをやっているところを見てみたいと、満場一致で決めました」

松本が一躍、注目されたのがNHK連続テレビ小説「ひよっこ」。有村架純演じる谷田部みね子の同僚・青天目澄子を演じ、おかっぱ頭にメガネ姿の大食い女子という役柄で、脇役ながらも視聴者に強いインパクトを与えた。「とぼけているけど、メガネを外したら本当は美人だろ!」と思わせるところが男心をくすぐったわけだが、いわゆる正統派とはちょっと違う、まさにファニーな魅力が発揮されていた。

「この世界の片隅に」といえば、2016年11月に公開された同名の長編アニメ映画が有名だ。片渕須直監督による作品で、ミニシアター系作品としては異例の大ヒットを記録している。

この映画で主人公・すず役の声優を務めたのがのん。同作のドラマ制作が発表されてから、実写版でものんの起用を期待する声は少なくなかったが、現実に起用されたのは松本だった。ネット上では失望の声が見られた一方で、「ひよっこが好きだからうれしい」、「のほほんとした味が出ていいんじゃね」などと期待する声も多かった。実際、「ひよっこ」でみせたマイペースなキャラは、すず役には合うはずだ。

■“有村架純の妹分”は清楚派の姉より個性的

松本と有村は先にも紹介したように「ひよっこ」で共演しているが、2人は同じ芸能事務所「フラーム」の所属。担当マネージャーが一緒だったこともあり、以前から“有村架純の妹分”と称されていた。

以前、オリコンのインタビューで松本は、自身の魅力を有村と比較してこう話している。

「(前略)有村さんが清楚な感じとすれば、私はおもしろ系ということかなと思っています。(中略)世の中はみんながポジティブで元気な人だけではないと思うんです。私みたいに、ネクラで、でも完全にネガティブではなく、物事を斜めから見ておもしろいと思う人もたくさんいると思っています。その同じ感覚がある人たちに好かれる女優さんになっていけたらいいなって」

どうやら、素顔の彼女はのんに負けず劣らず、かなり個性的なようだ。

松本が女優を志したのは、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」にハマったのがきっかけだといわれている。有村は「あまちゃん」の脇役、小泉今日子の少女時代の役で注目を浴びてからブレイクした。彼女と同じように、松本も「ひよっこ」を経て、今回日曜劇場の主役になったことで、同じ道のりを歩んでいるように見える。

■「朝が来た」のふゆが難役に挑戦

NHKドラマ10「透明なゆりかご」(毎週金曜22時~)がドラマ初主演となる清原果耶もまた、最初に注目をされたのはNHK連続テレビ小説「あさが来た」のふゆ役だった。この作品で清原は、主人公の夫に淡い恋心を抱きながら、最後は別の実直な男性と結婚する奉公人を熱演。そのいじらしい姿、透明感、美少女ぶりが視聴者の目を惹きつけた。

「透明なゆりかご」は沖田×華が実体験を基に描いた漫画が原作。幸せな出産ばかりでなく、中絶や死産といった産婦人科の苦しい現実もリアルに描かれている。清原が演じるのは見習い看護師のアオイで、人とのコミュニケーションが苦手だったが、産婦人科の陰の部分に向き合いながら成長していく。

清原は今作への意気込みを、以下のように語っている。

「今まで深く考える機会の無かった産婦人科で起こっている日常の中で、新たな生命が生まれるという幸せなイメージだけでなく、一瞬で消えてしまう命の尊さに衝撃を受けるなど、様々な感情に触れて生きていくアオイを真っ直ぐに演じたいと思います」

■2つのブレイク女優登竜門をくぐった清原

産婦人科のリアルな現場に向き合うという、初主演でなかなかの難役を任された清原だが、彼女のデビュ―のきっかけは「アミューズオーディションフェス2014」でのグランプリ受賞。アミューズは福山雅治、吉高由里子らが所属する大手事務所だけに、清原は翌2015年1月にはいきなり2社のCMに出演。3月にはティーン向けファッション誌『nicola(ニコラ)』の専属モデルになっている。

「三井のリフォーム」のCMでは歌声も披露し、「あの美少女は誰?」と評判になった。同じ三井不動産グループの「三井のリハウス」のCMは、ブレイク女優の登竜門として知られ、過去に宮沢りえ、池脇千鶴、蒼井優らを輩出。これは、『nicola(ニコラ)』専属モデルも同様で、過去に新垣結衣、川口春奈、永野芽郁らが務めていた。

2015年9月には先の「あさが来た」で女優デビュー。2016年のNHK大河ファンタジー「精霊の守り人」ではアクションシーンをこなし、2017年のドラマ「セトウツミ」(テレビ東京)ではコメディに挑戦。そして今回の「透明なゆりかご」でついに初主演と、快進撃が止まらない。

松本も清原もともに大手事務所所属でNHK連続テレビ小説を経て、ブレイク直前の現在に至っている。ただ、松本が見る角度によって美人だったり、そうでもなかったりする不思議な魅力であるのに対し、清原は王道を行く正統派美少女。今年の夏ドラマは初主演に抜擢された2人の若手女優の、みずみずしい演技に注目してほしい。

(文/タナカマコト@H14)

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