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クドカン&星野源、レキシも!? Eテレ「みいつけた!」の音楽がハイレベル過ぎる!

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クドカン&星野源、レキシも!? Eテレ「みいつけた!」の音楽がハイレベル過ぎる!

(c)NHK・NED

古くは「およげたいやきくん」や「だんご三兄弟」など、大ヒット曲が子供番組から生まれることがある。ここから一歩進んで、近頃ではこれまで大ヒット曲を生み出してきたアーティストが、子ども番組用に楽曲を提供するという、豪華なコラボレーションがよくみられるようになってきた。

なかでも音楽ファンの間で話題になっている番組がNHK Eテレ「みいつけた!」(毎週月~金 7:45~8:00)。「あ~いい歌だな〜」と思って聞いていると、実はあの有名アーティストの作品だった! ということが多々ある番組なのだ。

■クドカンと星野源による泣けるバラード

「みいつけた!」は4~6歳の子どもを対象にした教育的エンターテインメント番組。いつも元気いっぱいの女の子スイちゃん、イスの男の子・コッシー、大人のサボテン・サボさんの3人(?)を中心に、さまざまな登場キャラクターが歌やダンス、遊びなどを繰り広げて楽しませてくれる。

そんな番組で流れる歌の一つ、「グローイング アップップ」は“男の子がごはんのときにいつも座っていたイスが小さくなったので、今日でお別れ”という状況を、イスや男の子の目線で描いている切ないバラードだ。子どもの成長を喜びながらも、その早さを感じるとなんとなく少し寂しい……という親心と重なり、「泣ける!」と番組を観ている親世代を中心に評判になっている。

実はこの曲、作詞が宮藤官九郎、作曲が星野源という2人の多才なアーティストによって制作されている。どおりでユニークな心情描写と、キャッチーでやさしい曲調が頭に残るはずだ。ちなみにこの2人は、「なんかいっすー」「おっす!イスのおうえんだん」「すわるぞう」という曲でも、それぞれ作詞と作曲を担当している。

朝の連続テレビ小説「あまちゃん」や、2019年の大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」の脚本家として有名な宮藤と、「恋」の大ヒットで紅白歌合戦に出場した星野は、NHKともつながりが深い。これからもEテレの子ども番組から、この2人による名作が生まれるかも!? と期待してしまう。

■さらに多くのビッグネームが楽曲を提供

2018年3月から「みいつけた!」のエンディングテーマに使用されている「ひみつのヒミコちゃん」という曲も、SNSで「一度聴いたら忘れられない!」などと話題になっている。

「ひみつのヒミコちゃん」の作詞・作曲を手がけたのは、ソロユニット・レキシの池田貴史。日本史に造詣が深く、“歴史縛りファンクネスバンド”として歴史に関係する楽曲では、椎名林檎、斉藤和義、持田香織などとコラボレーションしている人気アーティストだ。

この曲はかくれんぼが得意な“おひめさま”ことヒミコちゃんを探すストーリー。スイちゃんのかわいらしい歌声と、レキシ独特のリズム感のある歌詞がぴったりマッチした曲で、レキシのファンからも「名曲」との声が多く聞かれる。素朴でありながら、卑弥呼に想いを馳せる歴史のスケール感が味わえるこの曲を、ぜひ一度聴いてもらいたい。

ほかにも「みいつけた!」では、森山直太朗「みんなおんなじ」、吉井和哉「ふたりはさかさま」、スキマスイッチ「あしたわらおう」、斉藤和義「レッツゴー!サボテン」、クレイジーケンバンド「サボさんまいったな」、山崎まさよし「おなかとせなかがぺっタンゴ」、トータス松本「みいつけた!」「あっというま!」「わーっ!」など、ビッグネームが楽曲を提供している。

基本的に子ども対象で書かれた歌詞やメロディなので、わかりやすく、親しみやすい名曲ばかり。子どもをもつファミリー向けとしてノーマークだった音楽ファンにとって、「みいつけた!」は要注目の番組なのだ。

(文/杉崎孝志(LOCOMO&COMO)@H14)

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