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シグナルだけじゃない!戸田恵梨香や小栗旬が特殊事件を追うSF刑事ドラマ3作

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シグナルだけじゃない!戸田恵梨香や小栗旬が特殊事件を追うSF刑事ドラマ3作

4月10日より放送中の「シグナル 長期未解決事件捜査班」(カンテレ)。現代の刑事と過去の刑事が無線で連絡をとりながら、時空を超えてバディとなって未解決事件を追うというSF要素を交えた刑事ドラマとなっています。

“時空を越えて無線で連絡を取り合う”というこのドラマのように、過去にはSF的な設定で人気を集めたSF刑事ドラマがいくつかありました。今回はその魅力を探るために、代表的な3作を紹介しましょう。

■風変わりな刑事コンビが特殊能力をもつ犯人と対峙した「SPEC」

まずはTBS系の「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」(2010年)。テレビ朝日系「TRICK」シリーズ(2000~2003年)や、TBS系「池袋ウエストゲートパーク」(2000年)で知られる堤幸彦が演出を担当したこのドラマは、超能力や科学では説明のつかない事件を捜査する警視庁公安部公安第五課(通称“未詳”)が舞台でした。IQ200を越えた天才&変人刑事・当麻紗綾(戸田恵梨香)と、捜査一課から左遷された肉体派刑事・瀬文焚流(加瀬亮)が、不可思議な事件を担当します。

彼らは、時間を操る能力をもつ一十一(神木隆之介)をはじめ、念動力、瞬間移動、心霊手術など、さまざまな特殊能力=スペックをもった犯人と対峙していきます。奇想天外ともいえる展開と、その中でも当麻が習字でキーワードを書きなぐることで事件の真相を導き出したり、やたらと餃子を食べまくるなど、堤の外連味たっぷりな演出が小気味よく、カルト的な人気をよびました。後にスペシャルドラマ化や映画化もされています。

ちなみに、1999年に放送された「ケイゾク」の関連作とされており(竜雷太演じる野々村など登場人物が重複)、こちらも霊能力者が登場するエピソードがあるなど、若干のSF風味がある作品でした。

実は当麻は死者を蘇らせるスペックをもつ人物だったのですが、死者との交信により事件を解決する刑事ドラマもありました。2014年に放送されたテレビ朝日系「BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」では、小栗旬演じる主人公・石川安吾が銃弾を頭に受けたことによる仮死状態から蘇ったことで、遺体と対峙すると死者からのメッセージを感知できる能力が覚醒します。

石川は特殊能力をもったことに戸惑いますが、やがてその力を捜査に活かしていきます。しかし、神の領域に踏み込むような力をもってしまい、生と死、真実と事実、正義と法など、さまざまな“ボーダー”で思い悩むこととなります。心に葛藤を抱えながら真実を追う刑事を小栗が好演。SFを超えた人間ドラマとして高い評価を獲得しました。こちらも、2017年にはスペシャル編が放送されています。

■実際に起きた事件の謎をドラマ仕立てで検証した「時空警察」

最後は一風変わったSF刑事ドラマを紹介しましょう。日本テレビで放送された「時空警察」(2001~2005年)です。警視庁刑事捜査第一課・時空班が、ケネディ大統領暗殺事件、三億円事件など、過去に実際に起こった歴史的事件を、時空を超えて捜査するという内容でした。いわば事件の真相を探るドキュメンタリー番組を、本格的なドラマ仕立てて描いたような作品だったのです。

ケネディ大統領暗殺事件であれば、銃弾が撃ちこまれた方向に疑問が残るなど、どちらかというと実際に事件の真相を導き出すというよりも、事件が抱える疑問点を示すといった内容でした。また、その疑問点は一部が都市伝説的なものだったりもしましたが、ドラマ仕立てで物語が展開することで、見応えのある内容となっていました。

さて、「シグナル」で坂口健太郎が演じる主人公・三枝は、刑事でありながら過去の出来事から心の傷を負い、その結果警察組織をまったく信用しなくなったという、いわくつきの人物。ひょんなことから無線で大山刑事(北村一輝)と連絡を取り合うようになり、その中で彼が過去に生きる人物であることを知ります。そんな2人が時空を超えて協力し合い、長期にわたり未解決のままの事件を捜査していきます。

どうして過去と交信できるようになったのか? 連続ドラマ初主演となる坂口は、心に闇を抱える主人公をどう演じるのか? などなど、なかなか気になるドラマになりそうです。今後の展開に期待しましょう!

(文/地江仲慶太@H14)

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