TV番組情報をコラムとしてお届け!dmenuTV

コラム

正義のために大奮闘!名取裕子から吉高由里子まで、検事を演じた女たち

  • twitterTwitter
    でシェア
  • twitterFacebook
    でシェア
  • LINEで送るLINE
    でシェア

正義のために大奮闘!名取裕子から吉高由里子まで、検事を演じた女たち

(c)NTV

4月から日本テレビで新ドラマ「正義のセ」(毎週水曜夜10時)がスタートしました。阿川佐和子の同名小説シリーズをドラマ化した作品で、吉高由里子が新米検事を演じています。検事役は初挑戦となる吉高が、果たしてどんな検事を演じ、そしてどんな物語を描き出すのか、早くも注目が集まっています。

女性検事が主人公を務めるドラマは過去にもあり、個性豊かな女性検事たちの活躍が、視聴者の心をつかんできました。今回は、そんな“女性検事ドラマ”を振り返ってみましょう。

■主婦のカン!で事件の真相に迫る「京都地検の女」

女性検事が主人公のドラマといえば、まずはテレビ朝日系「京都地検の女」ではないでしょうか。名取裕子の主演で京都地方検察庁に勤務する検事・鶴丸あやの活躍を描いたミステリーシリーズです。2003年に第1シリーズがスタートし、2013年までに9シリーズが放送されました。

主人公の鶴丸あやは、夫を東京に残して京都に赴任し、娘と2人暮らしの主婦。誰も疑問視していない点でも、ちょっとでも腑に落ちなければ「これ、主婦のカン!」の決めゼリフとともに独自調査を開始。主婦目線で事件の真相に迫っていくというのが基本パターンで、あやの猪突猛進ぶりが人気をよびました。

真相解明のためには、事務官や司法修習生、さらには刑事たちをも巻き込んでいくため、周囲にとってはトラブルメーカー。仕事に関しては男勝りですが、普段は着物を着用し、夫を溺愛しているなど、女性らしい一面も併せ持っています。そんなギャップも魅力の女性検事の両面を、名取裕子が巧みに演じ分けていました。

さらに、主婦目線で事件の真相に迫る女性検事といえば、テレビ東京「特命おばさん検事!花村絢乃の事件ファイル」も忘れてはいけません。いわゆる2時間サスペンスで、2012年の第1作からこれまでに5作が放送されています。鶴丸あや同様、検事の花村絢乃も娘と2人暮らしですが、こちらは夫が借金を作った上に女性と駆け落ちしたために離婚したという設定です。少々おっちょこちょいで、よくいえば困っている人をほっておけない、悪くいえばおせっかいな性格。そのため、事件に疑問を感じると、こちらも独自捜査を始めてしまいます。やはり、周囲を巻き込んで騒動を起こしますが、常に明るく前向きで実直で、どこかに憎めないといったキャラクターを麻生祐未がキュートに演じています。

2時間サスペンスでおなじみの女性検事をもう1人。「検事・霞夕子」シリーズの霞夕子です。1985年のスタートから断続的に2007年まで、22年にわたって新作が制作された長寿シリーズなだけに、時代とともにキャストが代替わりしています。1980年代は桃井かおり、1990年代には鷲尾いさ子、2000年代には床嶋佳子と真矢ミキが霞夕子を演じました。さらに、2011年からは沢口靖子の主演でドラマ化されています。

桃井、鷲尾、床嶋版では、夕子は冷静沈着に事件の謎に迫るものの、家庭に戻るとおっちょこちょいな主婦といったキャラクターでした。一方、真矢版では男まさりで事件解決のためには周囲も巻き込むも、どこか憎めないといったキャラクターに変更されています。このあたりは宝塚のスターだった真矢みきのイメージに役柄を寄せたといったところでしょうか。

さらに、沢口版では既婚で子どもがいて、家庭ではちょっとおっちょこちょいという本来の設定になっています。仕事では歴代の夕子以上に冷静で鋭い観察眼をもち、事件の盲点を突いていくといった印象。どことなく、「科捜研の女」シリーズの榊マリコとイメージがダブります。榊マリコといえば、彼女の代名詞ともいえる当たり役なので、いたしかたないところでしょうか。

■ドSキャラで鮮烈な印象を残した大塚寧々&吉田羊

最後に、主人公ではありませんが、鮮烈な印象を残した“女性検事”を。それは木村拓哉主演で大ヒットした「HERO」シリーズの女性検事たちです。第1期とよばれる2001年放送版では、大塚寧々演じる中村美玲が登場。Sッ気があり被疑者にはきつくあたり、さらには同僚の検事・芝山(阿部寛)と不倫関係にあるというキャラクターを大塚がコミカルに演じ、人気をよびました。2014年の第2期には、吉田羊の馬場礼子。バツイチでかつては同僚の検事・田村(杉本哲太)と交際していたという設定で、こちらも被疑者にはきつく当たるSな性格でした。少々気の強い女性検事を吉田が好演し、彼女の名前を広めることとなりました。

さて、ドラマ「正義のセ」で吉高由里子が演じる竹村凜々子は、横浜地検で働く2年目の新米検事。不器用ながら実直に事件と向き合う人物で、ドラマでは彼女が検事として、女性として成長していく姿がつづられていくようです。もちろん、検事が主人公ですから、毎回、さまざまな事件がおこるはず。凜々子はどんな経験をし、そしてどんな人間へと成長していくのか、今後の展開が楽しみです!

(文/地江仲慶太@H14)

関連記事