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君は見たか、このまごうことなき“クソアニメ”を…!「ポプテピピック」が放つカオスな世界に目が離せない

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君は見たか、このまごうことなき“クソアニメ”を…!「ポプテピピック」が放つカオスな世界に目が離せない

(c)大川ぶくぶ/竹書房・キングレコード

今年1月スタートのアニメ作品の中で、特に異彩を放ちまくっていると話題の作品「ポプテピピック」をご存じでしょうか? TOKYO MX1などの放送局で放送されていますが、自由すぎる作品作りで中毒者を増産しており、秋葉原で行われたお面配布イベントでは多くの人が殺到して中止になったほどの人気ぶりです。

今回は、そんな一度ハマったら抜け出せない、「ポプテピピック」の人気の秘密に迫っていきたいと思います。

■原作は「シュール過ぎる内容でアニメ化不可能」といわれた人気の4コマ漫画

「ポプテピピック」は、竹書房が運営しているWEB漫画サイト・まんがライフWINで連載している、大川ぶくぶの4コマ漫画が原作です。ツインテールで丸顔のポプ子と、背が高く面長顔が印象的なピピ美の2人の少女の日常が描かれています。

この原作は4コマ漫画の定石である起承転結を無視したシュールなストーリー展開、そしてパロディーやオマージュがてんこ盛りの内容で、SNSを中心に話題をよんで人気を集めていた作品でした。その内容ゆえにアニメ化が決定した際には不安視する声も上がっていました。

事前の告知では、ポプ子役に小松未可子、ピピ美役に上坂すみれという人気声優のキャスティングが発表されており、「ポプテピピック」ファンはそんな予備知識を踏まえながら第1話の放送を迎えます。

しかし、そこには想像の斜め上をゆく内容が待ち構えていたのです……!

■キャストは回ごとに交代、後半パートは前半の再放送…常識を覆していく作品構成

第1話が放送を開始したその時、画面に現れたのはポプ子とピピ美とはかけ離れた美少女キャラ。「星色ガールドロップ」と題したアイドルラブコメのようで、そのままオープニングに突入します。「あれ、もしかして見ている作品見間違えている……?」。視聴者が不安になりかけたその時、画面を引き裂いてポプ子が登場! 視聴者おいてけぼりの状況で、ポプテピピックは唐突にスタートします。

作品は神風動画やAC部など、現在注目のクリエイターグループがそれぞれ担当したショートパートで編成された構成となっています。しかし、明らかな違和感が……。ポプ子とピピ美の声が、とってもダンディーになっているではありませんか!

なんと、ポプ子役には江原正士が、ピピ美役は大塚芳忠というベテラン声優が声を担当していたのです。渋い声が魅力の2人が嬉々として14歳の女の子を演じている様子は、軽く目眩を覚えること必至です。小松と上坂はどこへいってしまったのか……。そんな疑問を抱えている間に前半パートは終了。そして、後半にはさらなるカオスが待ち構えていました。

後半パートは、前半とまったく同じ内容を放送する、いわゆる再放送が始まったのです! しかもポプ子とピピ美の声は、アニメ「タッ〇」でお馴染みの三ツ矢雄二と日髙のり子に変わっているではありませんか。ああ、固定概念が壊れる音が聞こえてくる……。

話の内容も有名コンテンツのパロディーを入れるなど、かなりギリギリのラインを攻めています。アニメファンをうならせるような細かすぎるオマージュやパロディーポイントが盛りだくさんです。

まるで嵐のような第1話が終了した当時、前代未聞過ぎる内容にSNSでは“まごうことなきクソアニメ(褒めてる)”といったフレーズなどが次々と登場し、話題沸騰となっていました。

■2話目以降ももちろん暴走機関車状態です

2話目以降も、アフレコ中のスタジオの様子を放送するなど実写パートをとりこんだり、ポプ子とピピ美のダンスソングを入れたりするなど自由過ぎる内容は健在です。

2人の声を担当する声優も毎話変わり、古川登志夫や千葉繁、中尾隆聖、神谷明などレジェンド級のベテラン声優から、悠木碧や竹達彩奈、下野紘、梶裕貴などの若手まで幅広い層を起用。まさに豪華声優の無駄遣い状態となっています。キャストがアドリブを連発するなど、生き生きと演技をしている姿も印象的です。ちなみに事前にキャストとして発表されていた小松と上坂は第3話の前半パートに登場しています。

アニメの常識をことごとく覆していく「ポプテピピック」。どこまで突っ走っていくのか、ぜひ最後まで見届けていきたいところです。

(文/玉手葉子@H14)

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