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24時間耐久・渡辺いっけい駅伝!今日はテレビに何人のいっけいキャラが登場するか?

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24時間耐久・渡辺いっけい駅伝!今日はテレビに何人のいっけいキャラが登場するか?

30年を超えるキャリアを誇る、ベテラン俳優の渡辺いっけいさん。数多くのドラマや映画に出演し、コミカルな3枚目からシリアスな役どころまでをこなす、日本を代表する名優の1人です。

出演数の多さは特筆モノで、その数は日本で一二を争うとか。過去のドラマや映画を放送しているCS放送も含めてチャンネルを回していると、いつでもどこかでいっけいさんの姿が見られる……そんな気にさえなってきます。

そこで、今回はそれを検証してみました。題して「24時間耐久渡辺いっけい駅伝」。地上波、BS、CS放送など、あらゆるテレビメディアを駆使して、渡辺いっけいさんを追い続けてみました! 決行日は箱根駅伝の向こうをはることになる1月2日。いっけい作品でたすきをつなぎ、24時間完走を目指します。

■2時間ドラマでは犯人を、「美女か野獣」では報道記者を熱演!

この日、最初の出演番組は「女弁護士水島由里子の危険な事件ファイルNO.2」(ファミリー劇場)。1998年に放送されたいわゆる2時間サスペンスで、高島礼子演じる女性弁護士・由里子が難事件に挑みます。

いっけいさんの役どころは、ヒロインの元カレであり元検事の村岡。法廷で対峙したことをきっかけに、2人は別れてしまいます。ところが、村岡は妻殺害の容疑で逮捕されてしまい、弁護を由里子に依頼することに。正義感に溢れるかつての検事時代と、警察の取り調べを無表情でのらりくらりとかわす容疑者としての姿を、いっけいさんは対照的に熱演しました。時折見せる、何かを企んだような表情が恐怖を煽ります!

由里子の尽力で村岡は無罪放免となりますが、最後にどんでん返しも待っており、なかなか見応えのあるドラマでした。いっけいさんの変幻自在の演技も堪能でき、朝から大満足です!

さて番組終了は8:20。7:00からはAbema TVで「トリック2」(2002年)を放送中で、いっけいさんがゲスト出演したエピソードがオンエアされているはずなので、チャンネルを切り替えてみましょう。……すでに次のエピソードになっていました。作戦ミスです。悔しいのでAbema TVの見逃した作品で見られるサービスを利用して、番組を視聴したいと思います。

「トリック2」は自称天才マジシャンの山田(仲間由紀恵)と、物理学教授の上田(阿部寛)が、奇妙奇天烈な事件に遭遇するコミカルなミステリーシリーズの第2弾。山田と上田は毎年1月11日に人が死ぬという“六つ墓村”へ調査に出かけます。いっけいさんは2人が宿泊する旅館で働く平蔵役。やたらと丁寧な言葉使いで話し、自分に自信がもてない小心の平蔵を、見事に演じていました。

さて、時刻は11:00となり、いよいよ今回の企画の山場です。BS日本映画専門チャンネルでドラマ「美女か野獣」(2003年)が全話一挙放送されます! 松嶋菜々子と福山雅治主演のこのドラマは、夕方の報道番組が舞台。視聴率低迷を打開するためにアメリカからヘッドハントされた敏腕プロデューサーの真(松嶋)と、かつての恋人でディレクターの洋海(福山)の恋愛模様を中心に、報道番組の裏側がコミカルに描かれます。

いっけいさん演じる久瀬は報道部の記者です。真の独裁的なやり方には反発を覚えますが、かといって意見もできず、後輩に愚痴ってしまうという役どころ。そんな、久世が中心のエピソードを展開するのが第7話でした。

このエピソードで久世は、娘の中学受験で“裏口入学”をもちかけられます。娘の教育に熱心な妻に頭の上がらない彼は、その話に乗ろうかと逡巡しますが、娘の本心を知って中学受験をやめさせることを決心。妻に「なぜ、娘の将来をつぶすようなことをするの!?」と問い詰められますが、「本当にそう思っているのか! これからは娘のやりたいようにさせる!」と一喝。父として、夫としての威厳をみせる姿が胸熱で、このドラマにおけるいっけいさんのハイライトともいえるシーンでした。

■「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」でレオタード姿も披露!

困ったことになりました。「美女か野獣」が終了したのが20:30すぎ。これから3時間弱、いっけい作品の放送が見当たらないのです。仕方がないので奥の手を使いましょう。動画サイトGYAOで映画『グラッフリーター刀牙』の無料配信をやっているので、それを見ることにします。

この作品は町の再開発を目論む悪の組織から町を守るため、特殊な能力をもった青年・刀牙が大奮闘するという奇想天外なコメディーです。登場人物はいずれもまるで漫画のようなはちゃめちゃな人物ばかりですが、いっけいさんは悪の組織のボス役。後ろ髪が長く、武術の使い手というキャラクターを喜々として演じていました。

さて、23:30からはTBSチャンネル1で映画『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』(2003年)がはじまります。宮藤官九郎が脚本を手がけたドラマの劇場版で、木更津を舞台に余命半年の宣告を受けた元高校球児と、草野球仲間たちが繰り広げる青春群像劇です。

いっけいさんは野球チームのメンバーの中でもひときわエキセントリックなうっちー(岡田義徳)の父親役。CIAの諜報員で、海兵服を着用し、いつも双眼鏡で周囲を見張っており、常に英語で話す……。そんな、うっちー以上にエキセントリックなキャラクターです。映画ではいっけいさんが30年後のうっちーとしても登場。モヒカンにレオタード姿で、本家のうっちーを凌駕する大熱演を見せてくれました。

続いて、劇場版第2弾「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」(2006年)も放送され、終了したのは翌4:00前。24時間完走するにはあと2時間半ほどありますが、これ以降にいっけい作品の放送はなく、奥の手も使い果たしてしまったので、駅伝はこれにて終了となりました。

今回の企画では約21時間半にわたって、いっけい作品を見続けることができました。二面性のある犯人役からエキセントリックなキャラクターまでを演じきるいっけいさんは、やはり芸達者な名優だと改めて実感させられます。この日、視聴した作品はいずれも過去のものでしたが、今見直しても面白いものばかり。みなさんもぜひ、機会があればご覧になってください。

(文/地江仲慶太@H14)

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