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「海月姫」も大ヒット必至!? “月9”を賑わす漫画原作ドラマ

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「海月姫」も大ヒット必至!? “月9”を賑わす漫画原作ドラマ

フジテレビのドラマで一大ブランドとなっているのが“月9”枠です。2018年1月から同枠で「海月姫」がスタート。芳根京子が演じる“クラゲ以外に興味のないオタク女子”の成長を描きます。

この作品は東村アキコの同名漫画が原作ですが、実は月9で話題を集めた作品には、漫画原作のものが意外と多いのです。その歴史を紐解いてみたいと思います。

■柴門ふみの「東京ラブストーリー」が“月9”を確立

1991年に放送された「東京ラブストーリー」は、原作が柴門ふみの同名漫画でした。地方出身のサラリーマン・完治、自由奔放な同僚の女性・リカを中心に、完治の親友や、完治が憧れ続ける女性との関係が絡み合う恋愛模様をつづった作品でした。

ドラマでは鈴木保奈美が演じるリカを主役に据え、織田裕二が演じる完治が相手役を務めました。すると、平均で20%を超える視聴率を獲得する大ヒットに。主題歌の「ラブ・ストーリーは突然に」(小田和正)も年間チャートで1位を記録するなど、社会現象ともよべるほどの状況となり、月9枠は人気ドラマの一大ブランドとなりました。

このドラマのヒットの要因は、なんといってもリカの存在。バブル華やかかりし東京を舞台に、自分の意思に実直で自由に振る舞うリカの生き方は、日本の新しい女性像を提示し、多くの女性の共感を得ることとなりました。ちなみに、柴門は2016年に『東京ラブストーリーAfter 25 years』と題して、25年後の物語を描いています。こちらのドラマ化も、ファンとしては期待したいところではないでしょうか。

さらに柴門作品では、『あすなろ白書』も1993年に月9でドラマ化。石田ひかりと筒井道隆の主演で、5人の若者の恋愛模様を描きました。こちらも平均視聴率27%を記録する大ヒットとなります。ちなみに、石田演じるヒロイン・なるみに思いを寄せる青年・治を演じたのが木村拓哉で、ここでの好演が高く評価され、主演俳優の道を歩むことになります。「あすなろ白書」は、木村拓哉の出世作でもあるのでした。

■「のだめカンタービレ」や「信長協奏曲」も漫画原作

1990年代には恋愛ドラマを中心に、数々の大ヒット作を生み出した月9。2000年代に入ると、またまた漫画原作のドラマでヒットを飛ばします。

2006年に放送された「のだめカンタービレ」は、二ノ宮知子の人気漫画を上野樹里と玉木宏の主演でドラマ化したものです。完璧主義者で指揮者志望の千秋真一と、天才的なピアノの腕前をもちながら世間の常識には捉われず、本能のままに音楽と向き合う“のだめ”こと野田恵。この2人の恋愛模様を、それぞれの成長とともにコミカルにつづり、大反響をよびました。ドラマの好評を受け、スペシャルドラマや劇場版も制作されています。

劇場版も製作された作品といえば、2014年放送の「信長協奏曲」も忘れてはなりません。主役の高校生サブローを演じたのは小栗旬。突如タイムスリップした彼が織田信長にそっくりだったことから、その影武者となり、戦国時代の日本を天下統一に向けて動かしていくという劇的なストーリーです。

これも実は漫画が原作で、石井あゆみの同名作を実写化したものでした。月9では信長の妻・帰蝶(柴咲コウ)との恋愛模様も交えながら、持ち前の明るさで家臣たちの心を惹きつける信長(サブロー)の姿を生き生きと描き、話題を集めています。2016年公開の劇場版では、織田信長の生涯のクライマックスとなる“本能寺の変”を描き、物語が完結しました。

このように1990年代、2000年代、2010年代のそれぞれで、月9には漫画原作の名作ドラマが生まれています。「海月姫」もこれらの名作に続くこととなるでしょうか?

東村アキコの原作は、“クラゲ以外に興味のないオタク女子”の恋愛模様をコミカルかつシュールに描き、ベストセラーを記録。ドラマではクラゲオタクの月海を芳根京子が演じ、女装男子の蔵之介(瀬戸康史)と童貞エリートの修(工藤阿須加)との一風変わった三角関係がつづられています。果たして、3人の関係はどうなっていくのでしょうか? 物語の行方に注目です。

(文/地江仲慶太@H14)

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