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女性主人公の大河ドラマとは?

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女性主人公の大河ドラマとは?

 2017年1月8日からNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」が始まります。戦国時代を舞台に、男の名を名乗り家督を継いだ姫、井伊直虎の波乱の生涯を柴咲コウが演じます。戦国武将をはじめ、歴史上の人物の生涯を描くことが多い大河ドラマでは、今回の「おんな城主 直虎」のように女性を主人公にした作品も多く存在します。1963年に始まり、今作で56作目となりますが、特にここ10年では「篤姫」(08年)、「江~姫たちの戦国~」(11年)、「八重の桜」(13年)、「花燃ゆ」(15年)と約半数が女性主人公のドラマとなりました。

■初の女性主人公大河は「三姉妹」

 そんな女性主人公の先駆となったのが、5作目の「三姉妹」(67年)。幕末から明治維新までの動乱の時代を、旗本の三姉妹の視線から描いた作品で、架空の三姉妹が主人公という異色作でした。その三姉妹を岡田茉莉子、藤村志保、栗原小巻が演じました。特に栗原小巻をこの作品で大きな注目を集め、一躍、人気女優の仲間入りを果たし、コマキストと呼ばれる熱狂的なファンを獲得しました。

■橋田壽賀子作品が視聴率トップ3を独占

 視聴率で見ると、女性主人公の作品で最高記録を持つのは「春日局」(89年)。平均で32.4%を獲得し、歴代でも3位となっています(ちなみに1位は「独眼竜正宗」39.7%、2位は「武田信玄」39.2%。※いずれも平均視聴率)。江戸幕府3代将軍・徳川家光の乳母であり、大奥を取り仕切ったとされる春日局の生涯を、大原麗子が演じました。原作と脚本は「おしん」を大ヒットさせた橋田壽賀子が担当。春日局の女性としての生き方にスポットを当てていました。同じく橋田壽賀子が原作・脚本を手掛けた「おんな太閤記」(81年/主演:佐久間良子)は、平均視聴率31.8%で女性主人公作品としては2位、「いのち」(86年/主演:三田佳子)が29.3%で3位となっており、トップ3を橋田作品が独占しています。ちなみにこの「いのち」ですが、大河ドラマとしては唯一歴史上の人物がまったく登場しない異色中の異色作としても知られています。

 さて、8日から始まる「おんな城主 直虎」では、やはり女性脚本家・森下佳子が原作・脚本を担当。「JIN-仁-」(09年/TBS系)、「ごちそうさん」(13年/NHK)、「天皇の料理番」(15年/TBS系)など、過去を舞台にした作品も手がけてきた彼女ですが、本格的な時代モノとなる「おんな城主 直虎」で、どんな人生模様を描いてくれるのでしょうか。

(文/地江仲慶太@H14)

大河ドラマ「おんな城主 直虎」
2017年1月8日(日)放送スタート
NHK総合 毎週日曜日 午後8時~8時45分
※初回60分拡大版

戦国時代に男の名で家督を継いだ「おんな城主」がいた―。遠江(静岡県西部)井伊家の当主、井伊直虎である。戦のたびに当主を殺され、ただひとり残された姫が、「直虎」と勇ましい名を名乗って乱世に立ち向かった。駿河の今川、甲斐の武田、三河の徳川と3つの大国が虎視眈々(たんたん)と領地をねらう中、資源も武力も乏しいこの土地で、頼るべきは己の知恵と勇気。そして直虎は、仲間と力を合わせて国を治め、幼い世継ぎの命を守ってたくましく生き延び、その後の発展の礎を築いた。彼女の原動力となったのは、幼い頃に約束を交わしたいいなずけへのいちずな愛。愛を貫いて自ら運命を切り開き、戦国を生き抜いた女の激動の生涯を描く。

作:森下佳子  音楽:菅野よう子  題字:Maaya Wakasugi
出演:柴咲コウ、三浦春馬、高橋一生、杉本哲太、財前直見、小林薫ほか

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