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隠れた長寿番組が続々!? テレビの隙間を埋めるミニ番組の世界

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隠れた長寿番組が続々!? テレビの隙間を埋めるミニ番組の世界

平日の夜に放送中の「世界の車窓から」(テレビ朝日)。世界各地の鉄道から眺める車窓の風景を、石丸謙二郎のナレーションとともに紹介するミニ番組ですが、長寿番組としても知られています。今年でなんと29年目……と驚いてはいけません。このミニ番組の世界には、それを超える長寿番組が多数存在するのです。

■数々のミリオンセラーを生んだ「みんなのうた」

その代表例がNHKの「みんなのうた」でしょう。61年に放送が始まった5分間の音楽番組で、実写映像やアニメに乗せて、子どもが楽しめるオリジナル曲を中心に、基本的には毎回2曲を放送しています。特に70年代には「山口さんちのツトム君」(76年)、「切手のないおくりもの」(78年)といったミリオンセラーも生まれており、当時小学生だった世代には思い出深い番組なのではないでしょうか。以降も、「WAになっておどろう」(97年)や「おしりかじり虫」(05年)などのヒットが生まれており、さまざまな世代の思い出に残る番組と言えるでしょう。音楽番組では、同じNHKでクラシックをオンエアするミニ番組「名曲アルバム」は40年続いています。

■グルメ系のミニ番組で長寿と言えば……

民放に目を移すと、「キューピー3分クッキング」が目を引きます。この番組、実は日本テレビ製作版とCBC製作版の2種類が存在する(同タイトルですが内容が異なります)のですが、CBC版は54年、日テレ版53年続いています。いずれにせよ、50年以上にわたり、どちらも日曜日以外はレシピを紹介し続けているわけで、ざっと計算してみると、その数は両者合わせて30000食以上! これは人が一生で食べる夕食の数を超えるそうです。料理つながりでいうと、「くいしん坊!万才」(フジテレビ系)も人気長寿ミニ番組。初代の渡辺文雄にはじまり、友竹正則、梅宮辰夫、山下真司、現在の松岡修造ほか歴代のリポーターたちが、40年以上にわたり、日本各地の名物料理を食べ歩いています。

■意外な長寿ミニ番組はコレ!

さらに意外な長寿ミニ番組として目を引くのが、「中央競馬ダイジェスト」(フジテレビ)。65年に放送が始まり、51年目を迎えました。淡々と中央競馬のレース結果を伝える番組で、競馬ファンのみぞ知るといった番組ですが、まさにダークホースといったところでしょうか。また、終了してしまいましたが、“僕の名前はヤン坊~”という主題歌でおなじみだった「ヤン坊マー坊天気予報」(民放各局)は59年から14年まで、55年10カ月続いていました。ミニ番組は全国各地で星の数ほど(ちょっと大げさでした…)放送されています。これからもこれらの先人番組に続く長寿番組の誕生に期待しましょう。

(文/地江仲慶太@H14)

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