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不倫スキャンダルの真相、裏切り者を探せ【グッドワイフ】

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不倫スキャンダルの真相、裏切り者を探せ【グッドワイフ】

©TBS

3月3日に「グッドワイフ」(TBS系、日曜午後9時)の第8話が放送された。同ドラマは、アメリカの人気連続ドラマ「The Good Wife」を原作にしたリーガルヒューマンエンターテインメント。前話では、常盤貴子演じる蓮見杏子と、夫・壮一郎(唐沢寿明)のスキャンダル相手である遠山亜紀(相武紗季)が対面したところで幕を閉じた。

進まない証拠集め

新聞社を退社した遠山は、倉庫で荷物整理の仕事をしていた。杏子は、壮一郎の裁判で勝利するため、南原(三遊亭円楽)に関する情報を聞き出そうとするが、遠山は「不倫した夫を弁護するなんてできた奥様ですね。失礼ですけど、奥様が立派すぎてご主人は息苦しかったんじゃないですか」と挑発し、何も明かそうとしない。一筋縄ではいかなそうだ。

一方、壮一郎の事件を担当する東京地検の脇坂(吉田鋼太郎)、佐々木(滝藤賢一)、吉村(矢柴俊博)は、検事正の御手洗(中村育二)に呼び出されていた。「必ず正義を追及します」と吉村が宣言するも、御手洗は「正義じゃないんだよ。蓮見を潰せ」と命じる。

国民が注目する裁判に負けるわけにはいかないという御手洗。佐々木の表情が険しくなる。脇坂は「必ず期待にお応えします」と返した。

そして、壮一郎の裁判が始まった。

壮一郎の裁判開始

起訴状を読み上げる佐々木。裁判官に認否を問われ、否認を宣言する壮一郎。それに呼応して、杏子も無罪を主張する。

最初の証人は、トミオカ精工の元社長・富岡博信(長江英和)。彼が提出した、収賄の証拠とされる音声は、捏造されたものではないかと、杏子は指摘する。もちろん富岡は否定。壮一郎の口座へ金を振り込むのに匿名を使った理由を杏子が問うと、富岡は「足がつかないよう、蓮見さんにそう指示されました」と答える。

振込をしてからわずか1日で告発したのは不自然だと杏子が追及すれば「振り込んでからすぐに後悔したんですよ。こんなことが二度とないように、罰を受ける覚悟で告発をしました」と答える。

杏子が語気を強めていく中、検事の吉村は証人の名誉を貶める発言をしていると意義を唱える。異議は認められ、杏子は質問を終える。ガッツポーズする吉村。傍聴していた神山(賀来千香子)は、諦めた様子で席を立ってしまった……。

自白しない壮一郎に対し、検察側は収賄の証拠を揃えている。杏子たちの予想通り、このままでは勝ち目はない。残された手は、遠山が持っているかもしれない証拠のみだ。

円香の闇

多田(小泉孝太郎)は、神山に壮一郎の裁判の様子を聞く。「気になるなら見に行けば?」と返す神山は、続けて「とにかく今回で決めるから。蓮見先生と朝飛先生(北村匠海)、どっちを採用するか」と宣言する。このままでは、朝飛に分がありそうだ。

一方、パラリーガル(弁護士補助)の円香(水原希子)は、元夫・木内(丸山智己)のことを思い返していた……。

朝飛に肩を叩かれて、とっさに朝飛の腕をロックする円香。そのままの姿勢で、ふたりは杏子と壮一郎と出くわした。その様子を不思議がる杏子に対して「護身術です、別れた夫がDVだったので」と言う円香。

円香はかつて検察事務官として壮一郎のもとで働いていた。円香は「夫のDVで仕事に支障が出るようになったので、蓮見さんに相談して依願退職したんです。でもやっぱり辞めなきゃいけなくなったのが悔しくて、ずっと蓮見さんを逆恨みしていました」と告白し、その場から去ってしまう。

帰り道、杏子は壮一郎に、さっきの円香の告白が事実であるのかを問う。壮一郎が「彼女は……」と話し始めようとするが、杏子は「やっぱりいい。こういうことは本人に聞く」と、それ以上聞かないようにした。

円香が事務所から出ようとすると、そこに木内が待っていた。円香が検察庁をクビになった理由をネタに、彼女へ金銭の要求をしにきたのだ。そこへ朝飛がやってくるが、木内には力で勝てない。そして、木内は「バラされたくないだろ」と一言吐いて、去っていく。

円香は、朝飛に対して詮索しないよう念を押す。円香にDVの夫がいることが事実だとわかった朝飛は、心配そうな表情で円香が去るのを見つめていた。

もう止まらない多田が“策”に出る!

杏子は遠山の以前の職場である新聞社に出向いていた。事件の参考になる情報を求める杏子だったが、元上司の上森(松尾貴史)に、遠山にもう関わらないでほしいと言われてしまう。

「家庭を犠牲にして仕事に没頭する根っからの新聞記者だったんですよ。それが記者を辞めることになって本人も辛いんです」と言う上森。杏子は上森の言葉をヒントに、遠山の過去に何かが手かがりがあるかもしれないと、円香に調査を依頼する。

翌朝。杏子たちの自宅のインターホンが鳴る。訪れてきたのは多田だった。突然の訪問に驚く杏子と壮一郎。多田は、壮一郎の裁判に協力をしたいと告げる。もし裁判に負けてしまえば、杏子が事務所をクビになるからだ。必要ないと拒否する壮一郎に「これ以上、彼女をあなたの犠牲にするつもりですか」と多田は詰め寄る。

「今の彼女より私には経験があります。勝ちたいなら私を利用してください」

多田の表情はいつになく真剣だ。

円香は、情報交換仲間の検事・戸梶(中林大樹)に接触していた。いつものように、ふたつの封筒を並べ、黙って互いのものを取っていく。しかし、その様子を検察の吉村が見ていた。吉村から報告を受けた脇坂は「いいタイミングだね」と微笑みかける。

一方、杏子と壮一郎、多田は事務所の会議室に集まっていた。多田が壮一郎の裁判に協力することになったのだ。多田は、南原とイーデンスの関係について調べていた。そこでわかったのは、経済特区の候補企業の中で、イーデンスのみが非上場であったこと。

経済特区が内定となる直前にイーデンスが上場し、その株を南原が買い、株価が上がったところで株を売れば大儲け。インサイダー取引だ。しかし、そのままではあまりに単純で、簡単にバレてしまう。

そこで南原は、イーデンスの株主企業の株に目をつけたのではないだろうか。イーデンスの株を持っている株主企業の資産価値は、イーデンスの株価上昇にあわせて上昇する。もちろん、これもインサイダー取引ではあるが、イーデンスの株を直接買うよりもバレにくい。多田は、この線で調査をすると杏子たちに告げる。

不倫スキャンダルの真相

円香は、遠山について調べた情報を杏子に報告した。遠山は3年前に離婚。4歳の娘・小春(五條千衣)は夫・安達(岩瀬亮)側に引き取られていた。

安達の自宅を訪ねる杏子。娘の小春は心臓の病気を患い、アメリカで移植手術を受けていた。杏子は、数千万円に及ぶ手術費用の大半を遠山が負担していたということを知る。

再び、遠山の職場へ出向く杏子。小春と会ったことを明かし、多額の裁判費用は遠山が南原から口止め料として受け取ったものではないかと指摘する。認めようとしない遠山だが、杏子はマスコミに公表すると脅す。そして杏子は、小春から預かった手紙を遠山へ渡す。

遠山と元夫は小春が1歳のときに離婚した。そのため小春は、母である遠山のことを知らない。ただ、手術のために大金を寄付したのが彼女であることは知っていた。娘からの手紙には「すき こはる」と書かれていた。泣き崩れる遠山に向かって杏子が言う。

「私にも子どもがいます。父親のことでずっと傷ついて、苦しんでいます。子どもたちのこれからの人生のために、親が何をしたのか? 何が起こったのか? 真実を調べて教えてあげないといけないんです」

杏子の言葉に、遠山はついに多額の金銭が、南原サイドの人間から受け取ったものだと認める。しかし、それは“口止め料”ではなかった。

遠山は、壮一郎の社会的信用を落とすためにハニートラップとして、関係を持つように命じられていたのだ。壮一郎に関してインタビューを受けたのも、その男の指示だという。さらに遠山は、もうひとつの真実を明かす。

それは、遠山と壮一郎には身体の関係が“無い”ということ。

壮一郎が誘いに乗ることはないと察した遠山は、取材を口実に彼を呼び出し、薬を使って意識を朦朧とさせて、ホテルに無理やり連れ込んでいた。後ほど、目を覚ました壮一郎は、関係を持ったと思っていたようだが、実際には何も無かったのだ。

頭を下げて謝る遠山。そして、さらに彼女は、南原の不正の証拠を持っていることを明かす。

壮一郎たちと同様に、情報提供者からネタを持ち込まれていたが、記事にするためには裏取りが必要。すぐに記事にならないことに痺れを切らした情報提供者が、東京地検、つまり壮一郎たちに提供すると遠山に告げていたのだ。

遠山はその文書を、南原に内緒で保管していた。

壮一郎や佐々木がずっと探していた文書だ。遠山いわく、改ざんされる前の経済特区についての決済文書。南原の不正の証拠となる記録があるのだという。

これで勝てるかもしれない。

修復は簡単にいかない

杏子は、ホテルの一室で、遠山から聞いたことを壮一郎と佐々木に伝えていた。途中で多田がやってくるが、背後には検察官のバッチをつけた男たちが尾行している。

部屋に入った多田は、イーデンスの株主関連を調べた結果、そこに南原の経営するペーパーカンパニーがあったことを突き止める。売買履歴から推定される利益は、約5億円。おそらくこれが、南原が手にした裏金の正体だ。

「やるね、多田くん」「そっちこそよく粘ったじゃん」

杏子と多田の様子を見て、壮一郎は嫉妬の目を向ける。そして、最後の鍵は、遠山が持つ証拠文書だ。株を買った3月17日より前にイーデンスの上場予定を知っていたということが分かれば、南原の不正を暴ける。

「その遠山亜紀さんとあなたのことだけど」と話しはじめた杏子。壮一郎と遠山の間には何もなかったと明かされたことを告げる。多田は眉間にシワを寄せた。

多田は事務所で、壮一郎が遠山のハニートラップにかけられていたこと、不倫関係ではなかったことを神山と朝飛に話していた。汚職も無実であれば、生活のために弁護士をする必要がなくなる。朝飛は、これで本採用の対決も決着がつくと言う。

一方、壮一郎は、自らの脇が甘かったと杏子に謝る。しかし、子どもたちに遠山とのことを話すのはすべてが終わってからにしたいと言う。承諾する杏子。

レストラン。杏子の隣には円香がいる。遠山と壮一郎が不倫関係になかったことに驚く円香に、杏子は「どう思えばいいか分からなかった、ここまで来るのにいろいろありすぎて。何もなかったから今まで通りとか、そう簡単にはいかないね」と言う。円香は複雑な表情を見せながら「すぐには無理ですよ、お互い見せたくない顔を見せあってきましたし」と励ます。

「たった1年前は全然違う生活をしていたな」と言う杏子に「そのころ会ってみたかった」と消え入るような声で言う円香。杏子は「そのころ会ってたらこんなふうになれてないかもしれないですよ」とおどけながら「私は、今、円香さんに会えて幸せです」と続けた。円香は、その言葉に一瞬唇を噛み、目をうるませていた。

再び相まみえる2人

円香は札束の入った封筒を鞄に入れて、雑踏の中に立っていた。しかし、待ち人は来ない。そこに現れたのは脇坂だった。

「安心しなさい、元ご主人は来ないよ」

鋭い目線で脇坂を見る円香。脇坂は、円香が木内から脅されていたこと、さらに戸梶から情報提供を受けていたことを調べ上げていた。脇坂は木内を追い払ったというのだ。そして、円香が検察を辞めた理由をネタに、ある要求をしてくる……。

一方、杏子は遠山から文書を受け取るために待っていた。そこへ朝飛からの着信。朝飛は驚きの情報を告げる。それは、遠山が駅の階段から落ちて意識不明の重体となったということ。

遠山の所持品に証拠の書類はなかった。このタイミングだ、明らかにおかしい。何者かに突き落とされた可能性は拭えない。こちら側の情報を流している人間がいるのかもしれない……。

遠山の件を知り、自宅でひとり怒りに狂う壮一郎。意を決した表情で、ジャケットを羽織り出かける。壮一郎が向かった先は、野球場。そこには、南原がいた。

SPが壮一郎を制止しようとするが、南原が招き入れる。「誤算でしたね、遠山亜紀が死ななかったのは」と挑発する壮一郎。南原は「この子はいいバッティングするんですよ」とまるで相手にしない。もう終わらせないかと迫る壮一郎に、南原は返す。

「勝っている試合を中止にする人間がいますか?」

多田の葛藤

決裁文書の改ざんを指示できる人間で思い当たるのは、経済特区担当の内閣府・匿名推進事務局長の宮前(春海四方)。多田が、宮前に接触する。

多田から、遠山の名前を出され、一瞬立ち止まる宮前だったが、汚職についての話になり、足早に立ち去ろうとする。しかし、多田は宮前の息子が通う大学の学長と宮前とのつながりを指摘する。「知り合いを通じて調べたら、あなたの“きな臭い噂”がいろいろ出てきました」と笑顔で言う。多田は宮前との交渉ネタを用意していたのだ。

多田は手に入れた“ネタ”と、南原の汚職の証拠となる文書との交換を持ちかける。しかし、宮前は応じようとしない。去ろうとする宮前に多田は叫ぶ。

「南原はいざとなったらあなたを切る」

そして、事件が発覚すれば宮前が責任を取らされると言い、「今なら内部告発で済む」と添えた。

多田の決断、文書の行方

宮前との交渉で、多田は証拠となる文書を手にしていた。しかし、この文書を渡してしまえば、壮一郎は無罪となり杏子は事務所を辞めてしまうかもしれない。文書を手に入れたのを報告できぬまま、多田は事務所に戻ってきた。

宮前との交渉結果を杏子に問われ、多田は告げる。

「だめだった、口を割らなかったよ」

しかし、翌日になり多田は杏子に、“文書を手に入れた”と報告する。もう一度会いに行って説得したのだというのだ。雑踏の中で、多田と杏子、壮一郎が会う。検察側の尾行がついている佐々木は、少し離れた場所で様子を見守っていた。

電話を通じて会話をはじめる4人。多田が手に入れた文書は、経済特区の候補に残った5社との面談時の議事録。改ざん前の議事録には、イーデンスが上場のための審査入りをしていて、上場が決まっているとアピールしたことが書かれている。会合の3日後、南原はイーデンスの株主企業の株を購入。予想どおり、南原はインサイダー取引を行っていたのだ。

ついに手に入れた証拠。多田が封筒を壮一郎に手渡すと、壮一郎は手を差し出し握手を求める。握手を交わし、多田は去っていく。

裏切り者は誰だ!?

離れた場所で見守っていた佐々木が、多田を除いて杏子と壮一郎とのグループ通話で電話をかけてくる。佐々木は「本物ですかね? それ」と告げる。

佐々木は、遠山の意識が戻らない中で、簡単に文書を渡すだろうかと疑う。宮前は南原側の人間。罠である可能性もある。

さらに佐々木は続ける。

「多田先生は奥様に特別な感情をお持ちですよね。蓮見さんの無実が証明されて、奥様との仲が修復するのを妨害したいと思っても不思議ではありません」

宮前から本物を受け取った上で多田が中身を改ざんしている可能性も拭えない。杏子は否定するが、もし偽物の文書を元に南原を告発すれば、今度こそ壮一郎はおしまいだ。

少し考えた後、壮一郎は「分かった。この文書は見送ろう」と告げる。腹を立てる様子をみせる杏子だったが、壮一郎は「この文書は破棄してくれ」と続ける。

壮一郎と杏子の間を佐々木が通り過ぎる。すれ違いざま、封筒は佐々木の手に渡る。

そして杏子に向かって壮一郎が言う。

「俺たちも確かめに行こう」

「何を?」と聞く杏子に「本当の裏切り者は誰なのか」と答える壮一郎。

夜。雨が降る中、駐車場で杏子と壮一郎が立っている。そこへ傘を刺してやってきた人物がいた。そして壮一郎が言う。

「やっと分かったよ、お前が南原に情報を流していたんだな」

最終章へ……裏切り者、判明!

南原とイーデンスとのつながりや、遠山と壮一郎の不倫スキャンダルの真相が明らかになった第8話。杏子と壮一郎の元へやってきた人物が誰なのか? そして円香をも巻き込む脇坂の策略は? 次回は、円香の秘密や多田と杏子の恋模様も描かれる。

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