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菅田将暉主演ドラマで、みんなが思い出した“あのドラマ”

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菅田将暉主演ドラマで、みんなが思い出した“あのドラマ”

大きな話題となっている菅田将暉主演のドラマ「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」(日本テレビ系)。実力派の若手俳優が集まった同ドラマには見どころが多々あるが、ひそかに注目されているのが、菅田が過去に出演した“あのドラマ”を彷彿とさせる役どころだ。

■「3年A組」の教師役から思い出されるドラマとは?


「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」は、卒業まで残り10日となった高校を舞台にした学園ミステリー。生徒役に永野芽郁、川栄李奈、上白石萌歌、片寄涼太、萩原利久など、今注目の若手俳優たちがが名を連ねていることから、放送前から期待度が高い作品だった。放送開始した現在も、その衝撃的な展開からSNSのトレンドを席巻している。

ストーリーは、菅田が演じる美術教師・柊一颯が担任を務めるクラスで、29人の生徒を前に「今から皆さんには、人質になってもらいます」と言い放つところから始まった。クラスメイトが自殺したにも関わらず、どこか他人事な生徒たちを脅し、女子生徒を自殺に追いやった犯人探しを始める柊。その後も続く、反抗的な生徒を黙らせる鬼気迫った演技は、視聴者の心をぐっと引きつけた。

そして視聴者の中には、菅田が出演した2013年放送のドラマ「35歳の高校生」(日本テレビ系)を思い出した者が少なくないようだ。

■いじめっ子生徒からいじめっ子を成敗する先生に成長!?


「35歳の高校生」は米倉涼子主演の学園ドラマで、菅田将暉をはじめ、野村周平、山﨑賢人、高杉真宙、広瀬アリスなど、「3年A組」に負けず劣らず豪華な若手俳優陣が出演していた。

同ドラマでの菅田が演じたのは、スクールカースト最上位の生徒であり、男子の「一軍」リーダーで問題児の土屋正光。クラスメイトに暴言や暴力をふるい、気に入らない教師は学校から追放しようとする生意気な不良役で、その横暴なやり口は「極悪人」と称されるほど。しかし偶然か意図したものか、土屋が属していたクラスも3年A組だったのだ。

対して新しい「3年A組」で菅田が演じているのは、数々の問題を抱えたクラスの闇を暴こうとする美術教師。そのやり方は強引で、学校を爆破したり、生徒たちが真実を隠そうとすると「命を奪う」と脅したり、第4話では不良生徒との殴り合いまでためらいなく行った。事情は違えど「35歳の高校生」と同じく、突き抜けた一面を見せている。3年A組という共通点も相まって、この2つのドラマで菅田の成長を実感する視聴者は少なからずいたようだ。

実際にネットでは、菅田の役を比較して「なんかエモくない?」「時の流れを感じる」といったコメントが続出。中には「昨日まで『35歳の高校生』でいじめっ子役の菅田将暉見てたから、今『3年A組』でいじめられっ子のために事件起こしてる菅田将暉見て『お前昨日までいじめてたやん』って気分になってる」など、その成長ぶりに驚く者も。

一方で、高校生役で机を蹴り飛ばし、教師役でも机を蹴ったり投げたり演技があることに注目して「また机蹴ってるやん」「やってることが変わってない」と成長のなさ(?)を指摘する者がいたりと、反応は実にさまざま。

実は、2つのドラマには“学園もの”という以外にも共通しているシチュエーションがある。「35歳の高校生」の最終回で、3年A組の生徒たちは教師への抗議のため「ここに立てこもろう」といって職員室を占拠したのだ。この「学校に立てこもる」という非常にインパクトのあるエピソードによって、「35歳の高校生」と「3年A組」が重なった視聴者も多いのかもしれない。いずれにせよ、「35歳の高校生」を見ていた視聴者たちは、一味違った視点でドラマを楽しんでいるようだ。

なぜ柊はこれほど大掛かりな立てこもり事件を起こしたのか、最終的に何を目的にしているのか。ドラマの続きが気になるところだが、「35歳の高校生」を見直して、新旧の菅田の演技を比較してみるのも面白いかもしれない。

(文/河村綾香)

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