コラム

KinKi Kidsの“ユルさ”は現代人の特効薬?

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KinKi Kidsの“ユルさ”は現代人の特効薬?

忙しさで“お疲れモード”の年末には、あのふたりが元気と癒しを届けてくれる。KinKi Kidsの音楽バラエティ「堂本兄弟」(フジテレビ系)が、「堂本兄弟2018みんな集まれ!忘年会SP」として12月26日に放送予定だ。KinKi Kidsといえば、現在放送中の「KinKi Kidsのブンブブーン」(フジテレビ系)も予定不調和な“ユルい”内容が人気を呼んでいる。バラエティにおける彼らの魅力に迫ってみよう。

■“ユルさ”が魅力の「Kinki Kidsのブンブブーン」


2014年のレギュラー放送終了後は、年に1度の特番として放送されるのがすっかり恒例となった「堂本兄弟」。かつては旬のゲストと繰り広げる赤裸々なトークをはじめ、レギュラーミュージシャンとの“生演奏”など、バラエティに富んだ内容が番組の持ち味であった。それだけに、番組の終了は視聴者に大きなショックを与えたが、入れ替わりでスタートしたのが、現在も毎週土曜日に放送中の「KiKi Kidsのブンブブーン」である。

同番組では、スタジオを飛び出しロケを敢行。KinKi Kidsがゲストを“ユルく”もてなしながら、ゲストが本当に“やりたいこと”を叶えてゆく。毎回決められたコーナーや段取りで構成された「堂本兄弟」とは異なり、より素の状態に近いふたりの姿を楽しむことができる。

■素のKinKi Kidsがゲストの心も解きほぐす?


同番組では、アイドルである剛・光一の知られざる素顔だけでなく、ゲストたちの飾らない一面も垣間見ることができる。今年10月20日の放送回に登場したのは、女優・倉科カナ。どんな役も器用にこなすイメージの強い倉科だが、ラーメン屋で披露したのは、たどたどしくも不器用な食レポだった。KinKi Kidsのふたりからも「やめましょう」「(これ以上しゃべると)ケガするなっていうのが見えてるから」と制されて笑いにつながる一幕があった。

また、9月8日・15日の放送回では、歌手・森山直太朗とKinKi Kidsが「おいしいタレ」を堪能した。これは、自ら香辛料をブレンドしているという“大の調味料好き”の森山のプレゼン企画で、3人がタレについて「これは恵みだよ、恵み来ちゃったよ!」「マジでおいしい! これ恋だ!」などとはしゃぐ様子が2週に渡り放送された。

剛は、2017年4月16日の放送で、「我々があまり仕事、仕事してる感じじゃなくて、リラックスしてる中にゲストの人に来ていただいて、そのゲストの方もリラックスしていつもとは違う表情を見せてくれるみたいな」と自らの仕事のスタンスを語っている。その言葉通り、カメラの前に立つふたりから醸し出されるのは、なんともいえぬ脱力感だ。番組内では、「やりたくない」「行きたくない」と連呼するふたりの姿や、ゲストを放置してふたりで顔を寄せ合い自撮りをしたり、光一が剛にソフトクリームを食べさせたり、楽しそうに“イチャつく”姿もおなじみのものとなっている。そんなふたりの気取らない姿が、ゲストたちの自然なリアクションを引き出すのに違いない。

スピード感が求められる現代社会で生きる我々にとっては、KinKi Kidsの持つのんびりとした雰囲気が癒しの“特効薬”ともなりそうだ。視聴者の元気をチャージしてくれる存在として、今後もユルい盛り上がりを見せる彼らの番組に注目したい。

(文/相場龍児)

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