TV番組情報をコラムとしてお届け!dmenuTV

コラム

“アンナチュラル”な井浦新の改名 そこに隠されている役者魂とは

  • twitterTwitter
    でシェア
  • twitterFacebook
    でシェア
  • LINEで送るLINE
    でシェア

“アンナチュラル”な井浦新の改名 そこに隠されている役者魂とは

大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)を手掛けた脚本家・野木亜紀子のオリジナルドラマ「アンナチュラル」(同)。本作で主演の石原さとみと並び注目を集めたのが、法医解剖医の中堂系を演じた井浦新だ。その人気ぶりは、Instagramのフォロワー数をドラマ放送開始1カ月で2万人も増やしてしまうほど。ここでは、そんな注目度が急上昇している井浦の魅力について紹介する。

■旧芸名・ARATAからの改名を決意するきっかけとなったのは…?
もともと井浦はファッションモデルとしてデビューし、後に役者としての活動をスタートさせている。当初は芸名を使用しており、「ARATA」というローマ字表記で活動を行っていた。ちなみに現在の「井浦新」は本名で、2012年に「ARATA」名義から改名。そのきっかけになったのは、同年公開された映画『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』である。

本作で井浦は主人公の三島由紀夫を演じている。本作の会見やインタビューなどで井浦は、映画のエンドロールをイメージしたとき、文豪である主人公・三島を演じた役者の名前がアルファベット表記だと残念な気持ちになるのでは? といった理由から改名したことを明かしている。

改名については、本作で監督を務めた故・若松孝二に相談したようだが、当初は「(改名してしまったら)誰が三島やっているのかわからないじゃないか!」と怒られたそうだ。しかし「そういう気持ちは、オレは嫌いじゃない」と言われたことから、井浦新としてスタートを切ったという。井浦は映画『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』(2008年)や『キャタピラー』(2010年)など、多数の若松監督の作品に出演してきた。若松監督が死去した際は、井浦が告別式の弔辞を読んでいる。
監督に大きな信頼を寄せ、作品に強い思いを抱いていたからこそ、改名に踏み切ることが出来たのかもしれない。

■文化芸術に対する愛が深すぎる!
ミステリアスな雰囲気で女性ファンを増やしている井浦だが、芸術をはじめとする文化的なジャンルに精通していることでも知られている。 京都国立博物館の文化大使に3度にわたって就任しているほか、2013年から今年3月までは美術教養番組「日曜美術館」(NHK)でキャスターを担当。ナビゲーターとして美術の魅力を紹介し、俳優活動とは異なる一面を披露してきた。

また趣味の写真を活かした展覧会を開催する傍ら、日本全国の寺社仏閣、祭、工芸等の風景を撮影した書籍『日本遊行 美の逍遥』を発表している。
さらに井浦の美術に対する熱は、趣味だけに留まらないようだ。日本の伝統文化や芸術、芸能の継承と活性化などに携わる「一般社団法人匠文化機構」を立ち上げ、自ら代表理事を務めている。

クールでミステリアスな雰囲気を漂わせる井浦。一見寡黙そうな姿の影にある、出演作品と芸術への熱い思いが、人気のカギとなっているのかもしれない。

(文/相場龍児)

井浦新さんの最新出演情報はこちら!

関連記事