コラム

11年ぶりの演技、3年ぶりの新曲。「さくらんぼ」が熟れるまでの大塚愛の20年

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先日、最終回を迎えた冬ドラマ、『嫌われる勇気』(フジテレビ系)。同ドラマの主題歌「私」を歌う歌手・ 大塚愛 が、同ドラマの第9話(3月9日放送)に出演した際に、大きな話題を集めた。「歌番組以外で、久し振りに 大塚愛 の姿が見られる!」と、30~40代のファンは胸を高まらせたことだろう。

■大塚愛がドラマ『嫌われる勇気』に婦人警官役で出演!


大塚といえば、「さくらんぼ」「プラネタリウム」「CHU-LIP」など多くのヒット曲を持つシンガーソングライター。ポップで親しみやすい曲から、しっとりと聴かせるバラードまでさまざまな歌を作り、数々のドラマや映画の主題歌に起用されてきた。

2010年にRIP SLIMEのSUと結婚。2011年に長女を出産した直後は、歌手活動も控えめになったが、2013年以降は全国ツアーを行うなど精力的に活動している。

普段は歌手としての活動が主なため、大塚が『嫌われる勇気』に出演したことに驚く視聴者もいるかもしれないが、実は演技をすること自体は初めてではない。2006年に公開された映画『東京フレンズ The Movie』では主演を務めたことがあるのだ。同作では歌手になりたい等身大の女の子を演じたが、『嫌われる勇気』では、 香里奈 演じる女刑事と同じく警視庁に勤務する女性警官を演じた。主演を務める 香里奈 から直々にオファーを受けたそうだ。

■「さくらんぼ」からは想像できない、新曲の力強いボーカル


大塚が注目を集めているのは約11年ぶりの演技だけではない。およそ3年ぶりの新曲である『嫌われる勇気』の主題歌「私」も、「ドラマに合っている」「力強くて前向きな気持ちになれる」「歌詞が深い」と評価が高まっている。

この曲を歌う大塚の歌声には、「さくらんぼ」のキュートさやみずみずしさ、「プラネタリウム」の切なさや儚さはない。「他人を気にしすぎない」「今、私を生きる」といったドラマのテーマとリンクしたこの曲のボーカルはとても力強く、これまで聴いてきた大塚の音楽とはまったく異なる印象を受ける。青春時代にずっと大塚の曲を聴いていたという人でも、「これ 大塚愛 の曲だったんだ!」という声も挙がるほどで、新たな一面にファンも驚かされたのではないだろうか。


大塚の久々の演技に対し、 香里奈 は「普通の俳優さんとして現場にいらっしゃる感じがした」とベタ褒めだったが、ドラマを盛り上げた主題歌にもぜひ注目してほしい。「さくらんぼ」を知らない若い世代にも、きっと響くものがあるはずだ。中学時代の1997年に、「第1回 ORC200 ヴォーカルクイーンコンテスト」でグランプリを獲得してから20年。母となり、さまざまな経験を経てきた 大塚愛 が、これからどんな音楽を届けてくれるのか楽しみだ。

(文/河村綾香)

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