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怪物を手名付ける名調教師!?~『セブンルール』秘書・瀬尾まなほ(30歳)~

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怪物を手名付ける名調教師!?~『セブンルール』秘書・瀬尾まなほ(30歳)~

はっきり言って95歳の現役作家・瀬戸内寂聴は怪物である。
波乱万丈の人生を歩んできた怪物のような表現者であり、秘書の瀬尾まなほから見れば65歳も年が離れている。そんな怪僧ラスプーチン女版のような存在を、まだ30歳の秘書はどう手名付け、日々の生活や仕事をコントロールしているのだろうか。

「そのルールこそが人生を映し出す」をコンセプトにした関西テレビ『セブンルール』。
さまざまな分野でそのキャリアを輝かせている女性が主人公だが、今回は主人公が毎日対峙する人物自体がとんでもないために、どんな番組に仕上がっているのか興味が尽きない。

■怪物!? 瀬戸内寂聴

小説家で天台宗の尼僧の瀬戸内寂聴(95歳)には、壮絶な過去がある。
東京女子大学在学中の1943年、21歳で見合い結婚をし、翌年に女の子を出産した。ところが夫の教え子と不倫の末、夫と3歳の長女を残し家出してしまった。
その後小説家を目指したが、新潮同人雑誌賞受賞第1作『花芯』がポルノ小説と批判され、「子宮作家」というレッテルを張られたこともあった。
その後は、『夏の終わり』『寂聴 般若心経』『花に問え』『源氏物語』現代日本語文法訳など、話題作に事欠かない。さらにケータイ小説にも進出し、若々しい仕事ぶりが大いに注目された。

小説家として有名なだけでなく、生き方でも世間の耳目を集めた。
途中、修道女を志すも、幼子を残して男と蓄電した過去の行状から、教会からは拒否されてしまった。
次に出家を志すも、多くの寺院に拒まれてしまった。結局1973年、今春聴(今東光)の中尊寺にて、天台宗で得度、法名を寂聴となった。
ところが出家後も男性と付き合い、化粧をし、肉食しているという。さらに自身も行った不倫についても肯定的である。
老いて益々血気盛んな表現者なのである。

■怪物を手名付ける名調教師!?

そんな95歳の現役作家・瀬戸内寂聴の秘書が瀬尾まなほ(30歳)である。
65歳も年の離れた大作家との、祖母と孫のような無邪気な関係が、最近マスコミでも注目を浴びている。寂聴との日々をつづったファーストエッセイ「おちゃめに100歳!寂聴さん」は発売から3カ月で15万部を超える売れ行きを記録している。
22歳の時に、友人の紹介で事務職として働き始めた当初は、寂聴の小説を読んだことすらなかった。ところが25歳の時にベテラン秘書が辞めてしまい、後を引き継ぐことになった。
今では寂聴に鋭いツッコミを入れ、アプリ機能を使って2人でヘン顔の写真を撮ったり、時には抱きしめ合ったりと、本物の家族のような関係になっている。周囲の人も「まなほさんが来てから、寂聴さんの笑顔が増えた」と証言している。
ところがシンデレラガールのように見られる瀬尾だが、世間には嫉妬心からか、彼女を悪く言う人も少なくない。カメラは休日の彼女を追い、その内面にも迫る。カメラの前でアルコールを飲み始めた彼女の口からは、知られざる不安がとめどもなくあふれてくる。
それでも2人の間には、肉親とも師弟ともつかぬ、互いへの思いやりが隠れている。国民的大作家の秘書という、唯一無二の立場にある彼女のセブンルールとは何か。
瀬戸内寂聴の今、そして二人の関係、さらに怪物を手名付ける秘書の表と裏を描いたドキュメンタリーは、必見としか言いようがない。

文責・次世代メディア研究所http://jisedai-media.main.jp/

『セブンルール』関西テレビ制作・フジテレビ放送 毎週火曜よる11時~
https://www.ktv.jp/7rules/


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