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男女と年齢で見方が大きく違う『隣の家族は青く見える』

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男女と年齢で見方が大きく違う『隣の家族は青く見える』

深田恭子と松山ケンイチが妊活に励む夫婦を演じるヒューマンドラマ『隣の家族は青く見える』。
視聴率は初回7.0%の後、徐々に右肩下がり傾向となり、今や5~6%前後になってしまった。「内容が地味」「既視感」「旦那と見るのが恥ずかしい」など、取っ付きにくさが災いしたようだ。
ところが満足度は第3話以降3.9前後をとるようになった。きちんと見ている人には、内容に共感できる良作となっている。

■序盤と中盤以降の差

データニュース社「テレビウォッチャー 」が測定する満足度も、初回は3.47とドラマの平均3.6~3.7に届かなかった。ところが2話で平均を上回り、3以降は3.9前後が続き、『99.9』や『アンナチュラル』に迫る高満足度となった。序盤やや苦戦したが、数話の内に高く支持する視聴者が増えていた。

「それぞれ家族の形があるんだなぁと感じた」女37歳(満足度4)
「今クールでは好きなドラマの一つ」女67歳(満足度5)
「妊活のことなど、現実的なことが多くて見入ってしまう」女33歳(満足度4)
「奈々と大器の二人が本当に良い夫婦」女39歳(満足度5)

毎話見続ける人の状況を見ても、序盤と中盤以降の差は明確に出ている。
例えば初回から4話までを見続けた人は、初回をリアルタイムあるいは録画再生で見た141人中62人だった。4割強である。ところが第4話を見た138人のうち、69人が7話までを見続けている。5割に相当する。中盤以降でハマっている人が増えているのがわかる。

■男女年層の差

視聴者の反応で興味深い差はもう一つある。男女年層で反応が割れた点である。
7話までの平均満足度では、F1(女20~34歳)4.22、M2(男35~49歳)4.27と突出している。

「深キョンが可愛い。妊娠は奇跡だと思える」女31歳(満足度4)
「あり得る話だよね」女21歳(満足度5)
「マツケンさんに惚れます。ななちゃんの強さが素敵です」女34歳(満足度5)
「マツケン&フカキョンのカップルは安心感を与えてくれます」男44歳(満足度5)
「共感できる内容」男35歳(満足度5)
「相手を思いやれる松ケンと深キョン夫婦は本当に理想的な夫婦だ」男35歳(満足度5)

逆にF3M3(男女50歳以上)は3.4以下と低調だ。妊活や家族を形成していく物語を自分事と受け取るか否かで差が出ているようだ。

「深キョンは可愛いが、話がつまらん」男55歳(1話で脱落)
「何かおもしろく展開するかと我慢してたが、どうにもならなかったので切り替えた」女63歳(1話の途中で脱落)
「題材は悪くないのかもしれないが盛り上がらない」男50歳(満足度2)
「ストーリーに無理がある」女60歳(満足度2)

■エンディングへ

ゲイであることをカミングアウトした渉(眞島秀和)は、母親のふみ(田島令子)と和解できるのか。また高校卒業資格を目指し勉強を始めた朔(北村匠海)の努力の結果は。そもそも男同士のカップルは、市民権を得られるのか。
子供不要と言っていたちひろ(高橋メアリ-ジュン)。息子の亮太(和田庵)を引き取った亮司(平山浩行)と、当初イメージとは大きく異なる家族で納得できるのか。
ボランティアで講師を始めた真一郎(野間口徹)。幸せを装う妻・深雪の考え方を変えられるか。小宮山家に幸せな生活は訪れるか。
そして奈々(深田恭子)と大器(松山ケンイチ)の妊活はどう決着するのか。

四者四様の家族のあり方の行く末は。その描かれ方で、男女年層別の受け止め方はどう変わるのか。
社会実験のようなドラマのエンディングに向けた展開と共に、その社会実験の結果を視聴者がどう受け止めるのかも気になる物語である。

文責・次世代メディア研究所  http://jisedai-media.main.jp/

『隣の家族は青く見える』フジテレビ 毎週木曜よる10時~
http://www.fujitv.co.jp/tonari_no_kazoku/


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