コラム

あり得ない?ミステリアス? 石田ひかり&今井翼の不倫劇『屋根裏の恋人』

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6月17日(土)24:10より『屋根裏の恋人』(フジテレビ系)第3話が放送となる。

本作は、東海テレビにより制作され土曜深夜枠で放送されている「大人の土ドラ」シリーズの1つ。もともとは1964年5月から2016年3月まで半世紀あまりにわたり、平日13時台に昼の帯ドラマを放送してきたが、フジテレビの改編により深夜枠へと移動となった。愛欲・愛憎ドロドロ劇が多く放送されていたが、「大人の土ドラ」はもう少し幅の広いテーマのドラマが制作されている。

第1弾は2016年4月の『火の粉』(主演:ユースケ・サンタマリア)。以後、『朝が来る』(主演:安田成美)、『ノンママ白書』(主演:鈴木保奈美)、『とげ 小市民 倉永晴之の逆襲』(主演:田辺誠一)、『リテイク 時をかける想い』(主演:筒井道隆)、『真昼の悪魔』(主演:田中麗奈)、『犯罪症候群 Season1』(主演:玉山鉄二)と続く。今期の『屋根裏の恋人』は第8作目となる。

本ドラマは、石田ひかり演じる主人公・西條衣香(さいじょう きぬか)のもとに、18年前に姿を消した元恋人(今井翼)が現れ、勝手に衣香の家の屋根裏に住み着くことから物語が始まる。単純な不倫ドラマではなく、前回の第2話では衣香の娘・帆花との関係性が大きく描かれ、また今後殺人事件との関わりが出てきそうな伏線もあり、不倫、ホームドラマ、ミステリーの3要素が楽しめる展開となっている。

■視聴率は及第点!?「大人の土ドラ」シリーズの平均程度

視聴率は第1話で3.2%、第2話では3.4%とやや上昇。過去の「大人の土ドラ」シリーズと比較してみると、第1話は8作品中6位、第2話では5位と、平均的な数値を記録している。今クールの他の同時間帯ドラマ『恋がヘタでも生きてます』(日本テレビ:木曜23:59~)の初回視聴率が3.7%、第2話が3.2%であることを考慮しても、いまのところ“可もなく不可もなく”といった評価と言えるだろう。

また本作は女性の視聴者が非常に多いのが特徴だ。
データニュース社「テレビウォッチャー」調査による第1話、第2話の総視聴者をみると、視聴者の約9割が女性で、男性の視聴者はたったの13%という結果であった。
同じく1~2話で比べると、不倫をテーマに扱う『あなたのことはそれほど』(TBS:火曜22時)の男性比率が25%、男性である長谷川博己が主演の『小さな巨人』(TBS:日曜21時)は48%。『屋根裏の恋人』の13%は圧倒的に低い数値だ。主人公が主婦役の石田ひかりであり、また相手の今井翼がミステリアスな役どころのため、男性にとっては共感できるポイントが少ないのかもしれない。

■“賛否両論”のドラマは成長性がある!?

今クール、同じく不倫を扱い、東出昌大の“怪演”が話題となったドラマ『あなたのことはそれほど』は、主演・波瑠に共感できないとの声が多く、序盤は苦しんだが右肩上がりに視聴率を上げていった。
本作も特に男性目線では共感できないポイントが多いように感じるが、賞賛の声も多く挙がっている。

先述のデータニュース社「テレビウォッチャー」調査に寄せられた視聴者の感想をみると、
・屋根裏にいたら気付くだろう…。そこで密会とかありえないし、恋愛関係に戻るのも信じられない。
・屋根裏に住んでいてトイレや食事はどうしているのか。
と舞台設定に疑問を感じる声はあるものの、

・まだまだ背景の説明が多いが、面白い話になっていきそう。なかなかいいかも。
・みんながそれぞれ秘密を抱えている感じがおもしろい。
・家族にも知られないようにこれから2人がどうやって屋敷の中で過ごしていくのか楽しみです。
と好印象な声も多い。事実、1話から2話では着実に視聴率を上げているので、今後の展開次第ではさらなる成長もありえるだろう。

歴代の「大人の土ドラ」シリーズの平均視聴率トップは第1作目の『火の粉』で4.4%。
今のままだと“火の粉超え”は難しいが、男性からの支持を獲得することができれば、記録に近づくことは可能だろう。今後の展開に期待したい。


文責:一般社団法人日本味覚協会 代表 水野考貴
著者ブログ:『味覚ステーション~世界一面白く食品・栄養・味覚を学べるサイト』/

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