コラム

下手な鉄砲はカズ撃っても当たるとは限らない!~深夜ドラマは転機?~

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23時以降のドラマは以前から「深夜ドラマ」と呼ばれてきた。夜の11時ぐらいで深夜でもないだろうと思っていたが、だんだん年を取ってくると「結構深夜かな」と思ったりする。5年前ぐらいまではテレ朝とテレ東ぐらいしか放送していなかったが、近年は各局が新しい企画、新しいクリエーター、新しいスタッフを求めて雨後の筍のように林立し始めたが、正直言って玉石混交である。主な作品を取り上げてみる。

『犯罪症候群』(毎週土曜よる11時40分~)
東海テレビ×WOWOWの共同制作。
貫井徳郎原作で本格的な構えだが、いかんせん重い。妹を殺された玉鉄の怒りに対してフィアンセの谷原章介はずいぶんと“客観的”で、落差がある。渡部篤郎と要潤は二人とも不気味であるが、何でそこまでするのかの説得力はあるのだろうか。
同じTV画面でもdrama Wを観るのと地上波を観るのは心境が変わるから不思議だ。
<視聴率は3~5%台>

『女囚セブン』(毎週金曜よる11時15分~)
剛力彩芽ちゃんはこの枠の主役はおなじみ。
山口紗也加、トリンドル、平岩紙、木野花、安達祐美、橋本マナミと共演の女囚たちはバラエティに富んでいるし、高島政伸くんはキャラ立ちしている。そして女囚と言えば梶芽衣子さん!しかし「女囚さそり」を覚えている人は、この枠見ないだろうなあ。
おしゃれなピンクの囚人服などアイデアはわかるが、いかんせん演出がバラバラ。
<視聴率は4~7%台>

『100万円の女たち』(毎週木曜深夜1時~)
RADWIMPSの野田洋次郎テレビ初出演&初主演という意欲作。
野田くんは映画『トイレのピエタ』で好演しているが、基本ミュージシャンなので冒険である。
「売れない小説家の主人公は謎の美女5人と暮らしている。彼女たちは毎月100万円を渡してくれる。しかも5人の1人福島リラは、「いつも裸で過ごしている」といった内容だが、1・2話を観たが何ともわからない。
主人公の父がリリーフランキーで異彩を放っている。殺人犯や死刑囚と言えばリリーさんだ(笑)。


『孤独のグルメ』(毎週金曜深夜0時12分~)
安定感バツグン。
Season6の1話は大阪が舞台。「お好み焼きをおかずにしてご飯が食べられるか?」と井之頭五郎は心の声(ナレーション)で呟きつつ、結局は「定食」に大満足。
主人公・井之頭五郎は下戸(酒が飲めない)なので、料理には酒がないとという人にはBSジャパンの「ワカ子酒」が同じ金曜に微妙に時間をずらして用意されている。「孤独のグルメ」「ワカ子酒」のあるクールはコンビニが繁盛するのだろうな(笑)。
<視聴率はSeason1が平均1.4%、2~5が2.5%→2.7%→3.5%→3.9%と来て、今回は3~4%台>

『SRサイタマのラッパー』(毎週金曜深夜0時52分~)
筆者も埼玉とは縁があるので最初に映画を観た時はびっくりした。深谷とおぼしきネギ畑をラッパーが闊歩する・・・・斬新だった。入江悠監督は「SR」を足掛かりに「ジョーカー・ゲーム」「22年目の告白~私が殺人犯です~」と飛躍した。だがこの企画は映画ではいいが、TVではやはり疑問符がつく。

『恋がヘタでも生きてます』『3人のパパ』『兄に愛されすぎて困ってます』は凡庸だったり、ストーリーがご都合主義だったりで、正直見るべきところがない。
総じてこのクールの深夜帯のドラマは斬新さがない。『民王』や『山田孝之の北区赤羽』のようなエッジの効いたドラマを今後は期待したい。


文責・元プロデューサー・チビ太 http://jisedai-media.main.jp/

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