コラム

アラサードラマは序盤の共感力が決定的!~『タラレバ』『ひとパー』比較から~

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今クールの『人は見た目が100パーセント』。
「自分に自信がない」「男性にモテたことがない」「メイクやおしゃれもほとんどしない」理系女子の研究員が、女性たちが求める「美」を、自分たちのものにして「ステキ女子」になれるかどうかを描いた作品だ。
アラサー女子が理想の生き方をめざして奮闘するドラマとして、視聴者にどう受け止められているのか、前クール『東京タラレバ娘』と比較してみよう。

既に放送された5話までの視聴率では、大きな差が出来てしまっている。
『タラレバ』13.8→11.5→11.9→11.4→11.5%
『ひとパー』 9.5→ 6.4→ 6.0→ 5.5→ 6.5%

前提に序盤の内容に対する満足度の違いが大きい。特に初回から3話までの差は決定的と言えよう。
『タラレバ』3.35→3.56→3.79
『ひとパー』3.15→3.30→3.48

満足度を調べているデータニュース社「テレビウオッチャー」では、ドラマの平均満足度が3.6~3.7になっている。一般的に初回の満足度は低くなり勝ちだが、『東京タラレバ娘』は3話で平均を超えるところまで上げてきている。これにより視聴率が2話で2ポイントほど下がったが、3話以降は安定している。
一方『人は見た目が100パーセント』では、3話まで満足度は上がってはいるものの、いずれも平均に届いていない。その間に視聴率も下がり続けてしまっていた。
この序盤での明暗は決定的だったと言えよう。

こうした差は、視聴者の声にも反映している。
『タラレバ』若年女子の声
「共感できるシーンが多くて面白かった」女26歳(満足度4)
「話す内容がリアルな女子の会話で共感できる」女34歳(満足度5)
「結婚前に悩んでいたことを思い出した」女33歳(満足度4)

『ひとパー』若年女子の声
「桐谷美玲じゃ説得力ない」女31歳(満足度3)
「期待していたより面白くなかった」女28歳(満足度3)
「何もかもが大げさ」女27歳(満足度3)
「現実味がない」女34歳(満足度2)

やはりアラサードラマでは、序盤の共感力・説得力が決定的なようだ。
ただし序盤で躓いた『人は見た目が100パーセント』も、満足度は5話まで一貫して上がり続け、遂にドラマの平均に達している。この勢いなら今後はさらに上がり、視聴率も上向いていく可能性がある。

では第6話。
ベッドの上で勉強していてそのまま眠ってしまった純(桐谷美玲)は、うっかりメガネを壊してしまう。メガネ店に立ち寄るため、早めに家を出た純は、そこで思いを寄せている美容師・榊(成田凌)と出会う。動揺した純は、メガネ店を見つけて一目散に走り出したが、そのまま入口のガラスに激突。榊に助けられ、近くの病院に運び込まれる。
同じころ、満子(水川あさみ)と聖良(ブルゾンちえみ)は、パソコンのトラブルに遭遇していた。聖良は、データを届けに来た研究員仲間の丸尾(町田啓太)に、その修理を頼む。聖良いわく、男子はこういうときに女子から頼られると嬉しいらしい。そんな聖良のようすを見ていた満子は何かを察し…。
いっぽう純は、念のため2、3日検査入院することになった。が、純が入院したのは、セレブ達が利用することで有名な病院だった。おしゃれなモデルやイケメン秘書を引き連れた女社長らと同じ病室になってしまった純は、人に見せられるような部屋着もなく、トイレにすら行けないありさまだ。困り果てた純は、おしゃれな部屋着を買ってきてほしい、と満子と聖良に依頼。満子たちは、さっそくルームウエアの研究を始める。
そんな折、榊が純の見舞いに来てくれるかもしれないことになり…。
いろいろ試行錯誤があり、まだまだ続きそうではあるが、ボチボチ成果が見え始める頃か?
満足度も視聴率も、ようやく明るくなって行きそうだ。注目したい。


文責・次世代メディア研究所
http://jisedai-media.main.jp/

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