コラム

『CRISIS』規格外の秘密~データが明かすエンタメの格差~

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今クールは、刑事ドラマが花盛り。
TBS『小さな巨人』(主演・長谷川博己)と、テレビ朝日『警視庁・捜査一課長』(主演・内藤剛志)は、共に警視庁ノンキャリア最高の現場指揮官・捜査一課長が主人公だ。
そのテレ朝は、既に『警視庁捜査一課9係』をスタートさせており、今週『緊急取調室』(主演・天海祐希)が始まる。
そして5本目は、関西テレビ(フジテレビ系列)『CRISIS』(主演・小栗旬&西島秀俊)。

以上の中から、既に初回の詳細なデータが出ている『警視庁・捜査一課長』『警視庁捜査一課9係』『CRISIS』を比較すると、興味深い事実が浮かび上がる。
視聴率は既に4本が判明しており、『小さな巨人』を含めいずれも二桁と好調なスタートを切っている。刑事ドラマに根強い人気があることがわかる。

またデータニュース社「テレビウオッチャー」が測定している「満足度」や「次回見たい率」も、いずれのドラマもかなり高い。ドラマの満足度は平均が3.6~3.7。3本とも平均以上を保った。また「次回絶対見たい」「なるべく見たい」と答えた人の合計比率もいずれも80%前後に達し、2話以降の視聴率に期待が持てる。

ただし3本の中で、差が大きくなった指標もある。録画数と、視聴者の中の49歳以下比率だ。
録画数は『CRISIS』が2400人中139人。テレ朝2ドラマの3倍近くと圧倒的な差となった。自分の好きな時間にじっくり見たいという視聴意欲の差と言えよう。
さらに視聴者の中の49歳以下比率でも、テレ朝2ドラマが4割前後に対して、『CRISIS』は6割ほどとなった。シリーズ化しているテレ朝の2ドラマが中高年の固定客に支えられているのに対して、新作の『CRISIS』には若い男女が多く来ているのが分かる。
刑事ドラマであり、かつシリーズ化することで固定客をしっかり捉まえているテレ朝に対して、新作で若年層を狙う関西テレビ。後者はリスクをとることで、見たいという視聴者の強いニーズと、若年層という広告ビジネス上の重要ポイントを獲ることに成功していると言えよう。

さて、その『CRISIS』。
初回ではオープニング約15分に渡り、新幹線での規格外の格闘シーンが展開された。「国家を揺るがす規格外の事件に立ち向かう、規格外の男たちの活躍を描く!」と謳われたが、その通りの魅力に多くの人が高い評価を与えた。

第2話では、田丸(西島秀俊)が外事警察時代に知り合ったフリージャーナリストの男から、「国家の危機に関することで話がある」と連絡を受け、会う約束をする。しかし、待ち合わせ場所に現れた男は田丸の目の前で何者かに毒物を注射され、絶命。特捜班は、身の危険を感じていた男があらかじめ田丸に送った1枚の写真と、死ぬ間際に口にした「アリス」という言葉を手掛かりに捜査に乗り出す。
写真には、ごく普通の一軒家が写っていた。吉永(田中哲司)は、樫井(野間口徹)と大山(新木優子)に家の特定を急がせる。田丸と稲見(小栗旬)は殺された男の自宅を捜索する。しかし、稲見に見張りを任せて、一人部屋へ入った田丸は、男の遺品を持ち去ろうとしていた侵入者と鉢合わせ。突然の攻撃に必死で応戦するも、一瞬の隙をつかれて取り逃がしてしまう。やがて、田丸の異変に気付いて駆けつけた稲見は、侵入していた男が殺し屋だと察知。激しい攻防戦を繰り広げるが……。 何者かがジャーナリストの死因を隠ぺいしようとしていることから、特捜班は今回の一件に政府が関与しているとにらむ。そしてようやく写真の家を見つけ出すが、そこに人が住んでいる気配はない。不審に思った吉永が近所の住民に話を聞くと、住んでいた家族は数日前に突然引っ越したことが分かり――。

初回と同じように、2話でも規格外の格闘シーンが展開される。しかも今回は、国家が絡む規格外の犯罪の匂い。
「第2話は初回の100倍面白い!」と小栗旬はアピールする。今回も規格外の楽しみ方をしてみよう。

文責・次世代メディア研究所 http://jisedai-media.main.jp/


『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』関西テレビ(フジテレビ系列)毎週火曜よる9時~
http://www.ktv.jp/crisis/index.html

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