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アンタッチャブル柴田「ここの関係性出るぞー」/不倫も離婚も“満点のプレゼン芸”…『良かれと思って!』

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アンタッチャブル柴田「ここの関係性出るぞー」/不倫も離婚も“満点のプレゼン芸”…『良かれと思って!』

『良かれと思って!』/2017年8月9日放送・フジテレビ系

のっけから古い話で恐縮だが、2004年の『M-1グランプリ』(ABC・テレビ朝日系)で「アンタッチャブル」が優勝したのは衝撃的だった。というのも、それまでの『M-1』は主に関西の芸人によって争われていたからだ。決勝に進めるのもほとんどが関西芸人。それまでに優勝した「中川家」、「ますだおかだ」、「フットボールアワー」もすべて関西勢だった。この時期の『M-1』は、伝統的な関西のしゃべくり漫才の技術が評価される大会だったと言える。

ところが、2004年に優勝した「アンタッチャブル」がこの構図をひっくり返してしまった。非関西勢の山崎弘也と柴田英嗣の演じた漫才は、小手先の技術を超越した力と力のせめぎ合いだった。それぞれ芸人として高い能力を備えた者同士が、全身全霊でぶつかり合い、ボケとツッコミの応酬を繰り広げる。見る者はその怒涛の掛け合いに巻き込まれ、笑うしかない状況に追い込まれる。漫才という枠に収まりきらない個性を持った2人が、漫才というルールの中で戦って結果を残した。いま振り返ってみると、それは1つの奇跡だった。

その後、あるきっかけで柴田は芸能活動休止に追い込まれ、復帰した後にも山崎と共演する機会がないまま現在に至っている。さらに、降ってわいたように出てきたのが柴田の妻とファンキー加藤のW不倫騒動だ。いったい柴田の身に何が起こっているのか? それを解き明かすべく、8月9日(水)放送の『良かれと思って!』(フジテレビ)では本人の口からすべてを語らせようとする試みが行われた。

柴田は、ホワイトボードに関係者の相関図を書きながら説明を加えていった。まず、柴田のもとに昔付き合っていた彼女から久しぶりに連絡が来た。そして、柴田の後輩芸人と3人で会うことになった。すると、柴田の元カノと後輩芸人は気が合い、付き合うことになった。その間、実は柴田は元カノと体の関係があったりもした。

その後、元カノが後輩芸人とケンカをした。柴田がそれを仲裁しようとすると、元カノは警察に駆け込み「柴田に脅迫された」と言った。柴田は警察の取り調べを受けた。柴田の所属事務所は、その時点で「柴田は病気により活動休止中」と公表した。

「柴田に脅迫された」というのは元カノの虚言だと明らかになり、柴田には警察からは何の処分もなかった。しかし、この一連の事件が明るみに出たことで、柴田は妻から不信感を持たれた。

その後、柴田の妻はバーでファンキー加藤に出会い、関係を持った。その時点で2人とも結婚していたため、これは「W不倫」にあたる。ファンキーは柴田と友人関係にあったのだが、柴田の妻はそれを知らなかった。これが判明して、柴田は妻と離婚した。彼女には子供ができて、それをファンキーが認知した。

――ここまでの説明を柴田は実に流暢に、笑いも交えながらこなしていた。そのしゃべりがあまりに鮮やかだったため、MCの1人であるバカリズムは「予備校、これ?」と言った。それに反応して柴田はすかさず切り返す。自分とファンキー加藤を結んでいる「友人関係」という線を示しながらこう言った。

「ここの関係性出るぞー」

「フリ」に対する「ノリ」の速さと正確さは抜群。これが個の力だけで『M-1』を制した男の実力だ。

自分に関係するトラブルや失敗談を他人に分かりやすく説明するというのは、なかなか骨の折れる作業だ。特に、今回のケースのように人間関係が入り組んでいる場合には、明快に説明すること自体が難しい。また、自分のことになると恥ずかしくなってごまかそうとしたり、逆にカッコつけたくなったりすることもあるだろう。

しかし、柴田の語り口には一切のよどみがなかった。経緯が分かりやすいだけでなく、そこに笑いも散りばめられている。まさに過不足ない100点満点のプレゼン芸だったのだ。

ただ、何でも洗いざらい話しているように見える柴田が、ここで語っていないことが1つだけある。それは、相方の山崎のことだ。復帰以降、山崎との共演が一度もない理由については、公の場ではっきりと語られたことはないように思う。別のバラエティ番組でこの話題に触れることがあっても、表面をそっとなでる程度で終わることが多く、真相をはっきりとした形で告白するまでには至っていない。

ただ、サービス精神旺盛に何でも明るく楽しく話そうとするこの日の柴田に対しては、そのような疑問を差し挟む余地もなかった。言うまでもないことだが、山崎も同じように個の力を持っているタイプの芸人だ。「アンタッチャブル」の2人をついついコンビ単位で考えてしまう私たちのほうが、理想を求めすぎているのかもしれない。「両雄並び立たず」が自然の摂理。奇跡はめったに起こらないからこそ奇跡、ということなのだろう。

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提供元:テレビPABLO

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