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阿部寛が“アベちゃん”だった頃、若村麻由美との初キスシーンは膝を曲げて~1988年『花嵐の森ふかく』より/懐かし番組表

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阿部寛が“アベちゃん”だった頃、若村麻由美との初キスシーンは膝を曲げて~1988年『花嵐の森ふかく』より/懐かし番組表
1988年8月13日のテレビ欄(出典:『テレパル』第17号・東版)

地上デジタル放送化に伴い、テレビ番組表というものから遠ざかってしまった人もきっと数多いだろう。WEBメディア『テレビPABLO』では、そんな大人のためにかつての番組表を紐解きながらタイムトリップをお届けしたい。ウン年前の今日、夢中になって観ていたテレビは何だったのか? テレビ情報誌『テレパル』(小学館刊)の番組表と共に、当時の世相を振り返ってみよう――今日は1988年8月13日にタイムスリップ。

29年前の今日、1988年8月13日の『テレパル』番組表からは日本テレビ21時『花嵐の森ふかく』をピックアップする。日本テレビ土曜21時台が『土曜グランド劇場』の枠タイトルつきだったのは、1969年10月からで、その第1作は浅丘ルリ子主演の『90日の恋』。浅丘ルリ子は1970年代、この枠に8作品で主演し、合計9作品の主演はこの枠の歴史でもトップだ。

1979年の水谷豊主演『熱中時代・刑事編』で枠としての人気も不動のものとなり、1980年代は西田敏行主演『池中玄太』シリーズが大ヒット。しかし1987年4月クールからはクイズ枠となり、『ワールドクイズ ザ・びっくり地球人!』『ザ・びっくり地球人!』『クイズ・地球NOW』と続き、1年後の1988年4月クールから1年ぶりにドラマ枠が再開した。

その再開2作目が、1984年芥川賞を受賞した作家・高樹のぶ子原作の『花嵐の森ふかく』。主演は若村麻由美。1987年10月から半年間NHK朝ドラ『はっさい先生』で主演、“女版・坊ちゃん”ともいえるおてんば教師を演じ注目を浴びた若村麻由美の民放連ドラ初主演作である。

本作も朝ドラの『はっさい先生』同様、おてんばで真っすぐで一途なヒロイン像。大手ではない出版社の若手編集者の成長物語だ。若村麻由美の恋の対象となるのは当時“アベちゃん”と呼ばれ風間トオルとともに大人気だったモデルの阿部寛。連ドラのメインキャストになるのがこの作品が最初だった。

1988年8月13日『花嵐の森ふかく』(日本テレビ)/阿部寛、宅麻伸……フレッシュなイケメンに交じって、デーブ・スペクターが伊藤蘭と恋する場面も

  • 阿部寛が“アベちゃん”だった頃、若村麻由美との初キスシーンは膝を曲げて~1988年『花嵐の森ふかく』より/懐かし番組表
    『テレパル』1988年第17号・東版の表紙
  • 阿部寛が“アベちゃん”だった頃、若村麻由美との初キスシーンは膝を曲げて~1988年『花嵐の森ふかく』より/懐かし番組表
    『花嵐の森ふかく』(日本テレビ)/1988年8月13日のテレビ欄(出典:『テレパル』第17号・東版)

山根さつき(若村麻由美)は出版社で書籍を担当する新米編集者。まがったことが大嫌いで正論で勝負するさつきは編集部の中でも浮いていたが、愚直に頑張るさつきの姿を見て徐々に理解者を増やしていた。そんなさつきが現在進めているのは、大御所作家・正田定子(大空眞弓)。

さつきは、定子の2人の息子と知り合う。長男でエリート商社マンの和馬(萩原流行)、厳格な正田家が窮屈で家を飛び出した壮一郎(阿部寛)。壮一郎は、定子が渡欧中にパリで出会った画家・川端英豪(川谷拓三)との激しい恋に落ちた末にできた子で、和馬とは異父兄弟という間柄だ。正田家にとって川端英豪の存在は疎ましく、和馬の出生は隠されたままだった。

由緒ある正田家の長男として育ち、エリートの道をひた走る和馬に対し、繊細な壮一郎は自分が母にも疎まれた存在だと思い、家を出て陶芸の道を歩む。そんな壮一郎の出征の秘密を知ったさつきは、担当する正田定子の自伝に、川端英豪とのことを書くよう説得する……。

萩原流行の和馬が、絵にかいたような良家の長男のエリートを憎らしいほど好演。クラブホステスの中沢街子(石井めぐみ)とは体の関係になって久しいが、家柄や会社での体面を重んじて結婚する気はなし。そんな街子は健気に待つのだが、和馬は知り合ったさつきに惹かれる。そんな和馬に強引に唇を奪われたさつきは、ストイックな陶芸家の壮一郎に惹かれ、壮一郎もまたさつきを愛するようになっていく。

まだ「モデルのアベちゃん」のイメージが強かった阿部寛。たしかに、共演者たちより頭1つ以上背が高いため、なかなか立っている場面での2ショットがなかった。画面サイズがまだ4:3の時代だったからまだよかったが、それでもカメラを引かないと全身での2ショットは苦しい。第6話で若村麻由美とのキスシーン(おそらくこれが初)があるのだが、唇を重ねたアップの後に全身を移した場面では、阿部寛が不自然に膝を曲げているのがわかった。

実はこのドラマに、デーブ・スペクターも出演していた。役名が「マイケル・ジョンソン」。阿部寛と一緒に陶芸を学んでいるのだが、なかなかセリフも多く、今より日本語が流暢。しかも、恋愛の相手が伊藤蘭という意外な贅沢さ。ほか、さつきが勤める出版社の社長の息子で宅麻伸も出演していた。

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提供元:テレビPABLO

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