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中居正広『砂の器』『白い影』の開花に繋がるTBSの意地 18年前の子役・神木隆之介も!~1999年『グッドニュース』より/懐かし番組表

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中居正広『砂の器』『白い影』の開花に繋がるTBSの意地 18年前の子役・神木隆之介も!~1999年『グッドニュース』より/懐かし番組表
1999年5月30日のテレビ欄(出典:『テレパル』第12号・東版)

地上デジタル放送化に伴い、テレビ番組表というものから遠ざかってしまった人もきっと数多いだろう。WEBメディア『テレビPABLO』では、そんな大人のためにかつての番組表を紐解きながらタイムトリップをお届けしたい。ウン年前の今日、夢中になって観ていたテレビは何だったのか? テレビ情報誌『テレパル』(小学館刊)の番組表と共に、当時の世相を振り返ってみよう――今日は1999年5月30日にタイムスリップ。

今から18年前の今日、1999年5月30日の『テレパル』番組表からはTBS21時『グッドニュース』にスポットを当てる。SMAP中居正広の“日9”初主演作は子持ちの美女と結婚しハッピーな毎日を送るはずが莫大な借金を抱えてしまう役。持ち前の明るさでこの“バッドニュース”を“グッドニュース”に変えていこうと奮闘する主人公一家を描くホームコメディーだ。プロデューサーの貴島誠一郎&脚本の君塚良一は『ずっとあなたが好きだった』『誰にも言えない』のコンビ。野際陽子は出ていないが佐野史郎が二役で登場している。

主人公の中居正広と結婚することになるシングルマザーの美女に鶴田真由、子役にはドラマ初出演の神木隆之介で、当時5歳。「あのかわい男の子は何者?」とテレビ誌や女性誌で注目され、その後2001年『ムコ殿』(フジテレビ)ではTOKIO長瀬智也とも共演するなどキャリアを重ね、現在は映画やドラマ、声優としても活躍する若手実力派俳優に成長した。

TBS伝統の“日9”、1990年代を代表するヒットメーカー、時のスーパーアイドルSMAPの中居正広に加えて天才子役。この素晴らしい座組で初回視聴率が15.9%というまずまずの滑り出しを見せるも、全12話平均では11.1%(いずれもビデオリサーチ関東地区調べ)。当時としては“惨敗”という結果になってしまった。しかし、だからといってこの作品やかかわったスタッフ、出演者の評価が下がるものではない。

1999年5月30日『グッドニュース』(TBS)/“ジョーVS力石”の再戦は、またも相打ち! 体格差も結果もそのままでわかる人はニヤリだった18年前の夜

  • 中居正広『砂の器』『白い影』の開花に繋がるTBSの意地 18年前の子役・神木隆之介も!~1999年『グッドニュース』より/懐かし番組表
    『テレパル』1999年第12号・東版の表紙
  • 中居正広『砂の器』『白い影』の開花に繋がるTBSの意地 18年前の子役・神木隆之介も!~1999年『グッドニュース』より/懐かし番組表
    『グッドニュース』(TBS)/1999年5月30日のテレビ欄(出典:『テレパル』第12号・東版)

26歳の黒沢丈一(中居正広)は、小さな映画会社「ヒューマンピクチャーズ」で働く明るく前向きな青年。ある日、イメージにぴったりの子役を捜すため公園で幼稚園児を観察していた丈は、きれいな顔の男の子に声をかけるが、警察に通報されてさんざんな目に遭ってしまう。なんとか切り抜けて社に戻った丈一は、人気作家・千幻薫(佐野史郎)の作品の映画化を申し込むため出版社を訪れ、千幻の担当編集者・白木明子(鶴田真由)と出会う。

明子にきっぱりと断られて社に戻った丈一は、男の子に声をかけた件で幼稚園に謝罪に行くことになるが、そこで昼間出版社で会った明子と再会。なんと丈一が声をかけた男の子の母親が明子だった。明子は3年前に離婚し、実家の白木家で5歳の直也(神木隆之介)を育てるシングルマザー。

やがて直也も明子も明るく能天気な丈一を気に入り、直也に情の映った丈一は明子と結婚することに。明子の再婚を喜ぶ白木家の両親が3人で暮らす新居の頭金を出してくれることにもなり、いいことずくめで結婚披露パーティーを迎えた丈一だったが、その当日、媒酌人のはずの「ヒューマンピクチャーズ」社長・高木(小林稔侍)の姿はなく、代わりに丹下と名乗る怪しげな弁護士(佐野史郎・二役)が現れ、高木社長が8000万円の借金の保証人を丈一にして失踪したことを告げた……。

登場人物の名前から、一部の視聴者はあることに気づかされる。主人公が“ジョー”、ヒロインの旧姓が“白木”、そして謎の男が“丹下”。そう、かの伝説的ボクシング漫画『あしたのジョー』の矢吹丈、白木葉子、丹下団平の名の一部が主要キャストに使われていること。とすると、“力石”がきっと出てくるはず。

そんな期待通りに“力石”が“丈”のライバルとして登場したのが、18年前の今夜放送の第8話だった。サブタイトルは「新旧パパ対決」。追い詰められた「ヒューマンピクチャーズ」に、突然大手商社のメディア事業部が3億円を出資する映画の制作会社として白羽の矢が立った。これで借金が返せると大喜びする丈たち「ヒューマンピクチャーズ」の面々だったが、実はメディア事業部長の力石(宇梶剛士)は明子の元夫。力石はこれを機に明子と直也に近づき、直也に父親として名乗り出た。直也の新しいパパになろうとする丈は悩んだ末、映画制作の仕事を断り力石を遠ざける。

こうして“グッドニュース”と“バッドニュース”を繰り返しながら、丈と明子と直也が絆を深めていってお約束のハッピーエンドへ。中居正広がバラエティーで見せる明るさをそのまま主人公のキャラクターにしたのだが、視聴率が振るわなかったこのドラマ以降、TBS“日9”での中居正広の役柄は180度変わることに。

2001年の『白い影』ではがんに侵された冷徹な医師・直江、2004年『砂の器』では悲しい運命を背負った天才ピアニストの和賀、2012年の『ATARU』ではサヴァン症候群で特殊な能力を秘めた正体不明の青年・アタル……深い影をもつ主人公を演じ、いずれも高視聴率をあげた。ある意味、役者・中居正広を覚醒させたきっかけとなったのが18年前の『グッドニュース』の惨敗だったのかもしれない。それは、中居自身とTBSのスタッフの「このままでは終わらない」という意地のようにも思える。

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提供元:テレビPABLO

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