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「大和田さん檀さんは檀さん」お決まりの司会で進むNHKの伝統クイズ~1991年『連想ゲーム』より/懐かし番組表

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「大和田さん檀さんは檀さん」お決まりの司会で進むNHKの伝統クイズ~1991年『連想ゲーム』より/懐かし番組表
1991年3月20日のテレビ欄(出典:『テレパル』第6号・東版)

地上デジタル放送化に伴い、テレビ番組表というものから遠ざかってしまった人もきっと数多いだろう。WEBメディア『テレビPABLO』では、そんな大人のためにかつての番組表を紐解きながらタイムトリップをお届けしたい。ウン年前の今日、夢中になって観ていたテレビは何だったのか? テレビ情報誌『テレパル』(小学館刊)の番組表と共に、当時の世相を振り返ってみよう――今日は1991年3月20日にタイムスリップ。

今日は月曜だが春分の日で3連休の最終日。テレビ番組表は長尺の特番が並ぶ中、“月9”『突然ですが、明日結婚します』が通常枠で最終回だ。26年前の1月クールの“月9”は『東京ラブストーリー』。その最終回の盛り上がりを比べると、“四半世紀”という時間がとてつもなく長く、時代の違いを感じる。今週はカンチとリカの切ない別れにみんなが心を痛めた26年前、1991年の今日の番組表を見ていく。

経済史的には既にバブルは崩壊しているが、世の中的にはまだピークといってもいい状態だった1991年。平成に入って3年目、ジュリアナに浮かれ、湾岸戦争の報道でCNNが脚光を浴び、民間初の衛星放送WOWOWが開局した1991年の春。今から26年前の今日、1991年3月20日の『テレパル』番組表からはNHK総合19時30分『連想ゲーム』をクローズアップする。

1969年に始まったNHKの看板番組が、この日最終回を迎えた。現在は実用情報番組『ためしてガッテン!』の後継番組『ガッテン!』を放送中の水曜19時30分、NHK総合では長い間『連想ゲーム』がお茶の間の定番となっていた。

レギュラー回答者田崎潤のデカすぎる声、白組キャプテン加藤芳郎のわざとらしい反則、坪内ミキ子&檀ふみの“文学タッグ”……22年続いた長寿番組だから、それぞれの世代に想い出のシーンはあるだろう。

1991年3月20日『連想ゲーム』(NHK総合)/バブルに沸きセットも演出も過剰になっていくバラエティーの流れでひっそり終了…でもそのDNAは今も健在

  • 「大和田さん檀さんは檀さん」お決まりの司会で進むNHKの伝統クイズ~1991年『連想ゲーム』より/懐かし番組表
    『テレパル』1991年第6号・東版の表紙
  • 「大和田さん檀さんは檀さん」お決まりの司会で進むNHKの伝統クイズ~1991年『連想ゲーム』より/懐かし番組表
    『連想ゲーム』(NHK総合)/1991年3月20日のテレビ欄(出典:『テレパル』第6号・東版)

男性が白組、女性が赤組というNHKお得意の“紅白”スタイル。そのあたりが思い切り昭和の感覚だ。画面はNHKアナウンサーの司会者が真ん中、向かって左側に白組キャプテン、右側に赤組キャプテン。これで4:3のブラウン管にピタっと収まるシンプルな構図。回答席にはそれぞれレギュラーの3人+ゲスト2人の計5人。俳優や歌手、タレントを中心に各界の著名人がベテランから若手までバランスよく並ぶ。

ルールは簡単で、先攻の組のキャプテンが自分の組の回答者に、答えとなる言葉を言わせるためのヒントを出し、正解なら得点、間違えたら片方の組のキャプテンが自分の組の回答者にヒントを出す。回答者は答えがわかっている観客席のリアクションを見ながら考えることができるので、自分の誤答が相手にチャンスを与えてしまうこともある。

思わず詰まってしまい「ここまで出てるのに…」と苦悶する回答者や、めちゃめちゃカンのいい回答者、スタジオに溢れる温かな笑い、冷静に進行するNHKアナウンサー……ルールもセットも今思うと殺風景過ぎなほどシンプルなのだが、なぜか引き込まれてしまう。それはシンプルだからこそ「誰でもすぐにルールが理解でき、登場する回答者の思わぬ素顔が見えたりすること」という基本的なことにあった。

それが長く続いた秘密なのだが、世の中がどんどんゴージャスになっていき、セットも派手に、ルールも複雑になっていったバブル期のバラエティーの中では結果的に“貧相”に見られてしまったのかもしれず、1991年3月というタイミングでの終了となった。

しかし、“ジェスチャー”と並んで“連想ゲーム”はこの後も様々なバラエティー番組で応用されているし、イベントで盛り上がるミニゲームとして採用もされている。ルールがわかりやすくて盛り上がれて脳の活性化につながる……これは幼児教育や老人介護の現場でも受け入れやすいし、それを実践している現場もある。実に素晴らしいフォーマットであり、テレビの歴史に残る企画だ。

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提供元:テレビPABLO

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