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井川遥:ピンクハウスが定着?「楽しんでいます」 “まくしたてる”長ぜりふに奮闘

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井川遥:ピンクハウスが定着?「楽しんでいます」 “まくしたてる”長ぜりふに奮闘

 永野芽郁さん主演のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「半分、青い。」で、少女マンガ家の秋風羽織(あきかぜ・はおり、豊川悦司さん)の秘書・菱本若菜を演じている井川遥さん。1980年代から90年代にかけて流行したアパレルブランド「ピンクハウス」の“フリフリ衣装”で異彩を放つ菱本だが、井川さんは「楽しんでいます」という。また、早口でまくしたてるような長ぜりふも特徴で「作品にとってスパイスというか、面白くなればいいなと思ったので、台本をいただくと、まずそこの確認がありました」と笑顔で語る井川さんに、役作りや撮影の舞台裏を聞いた。

 ◇菱本との共通点は「思い込みが激しいところ」 緩急やメリハリも意識

 菱本は、マンガ家の事務所「オフィス・ティンカーベル」で、気難しくてわがままな秋風のマネジメントを担当。美人で頭の回転が速く、怒ると超早口で理路整然とまくしたてる……というキャラクターで、井川さんは「思い込みが激しいところは(自身と)似ていますね」と苦笑する。

 「自分ではいたって真面目に話しているつもりでいても話がそれてしまい、はたと『あれ? なんの話だったっけ……』という瞬間がけっこうある」と話す井川さん。一方で菱本の人物像には「冷静沈着でありながら義理堅いところもある。見た目はファンシーな感じですけど、実はすごく人間くさい人なんだって思います」と共感を寄せる。

 役を演じる上で気をつけたのは「緩急、メリハリ」だ。「しんみりしたシーンや、緊迫したシーンでもそのままでは終わらない、というのがこの作品らしさといいますか。まさか『そんなオチが?』と予測不可能な展開も多いので、その緩急をどう成立させていくか、また、菱本として何ができるのかというのを常に考えています」と明かす。

 メリハリという意味では、一気にまくしたてるような長ぜりふは重要なポイントとなる。井川さんは「豊川さんからは『報われない長ぜりふだね』って言われることもあるぐらい独壇場のこともあり、理路整然といいますか、理屈っぽい菱本の言葉を自分なりに整理して頭に叩きこんでいました」といい、「書き写すことで強調したい部分をはっきりさせたり、音を録って嫌みっぽくしたいところの声色の強弱を確認したり……。いつでも、どこにいてもぶつぶつ口にしていました。子供がすっかりおぼえてしまって『すずめさんは秋風の心を動かします』って(笑い)」と語ってみせた。

 ◇キャラを決定づけた「自分で作れ!!」 フリフリ衣装を着ていないと心許ない?

 井川さんが、そんな菱本のキャラを決定づけたと感じたのは、5月1日放送の第26回だったという。ヒロインの鈴愛(永野さん)の父・宇太郎(滝藤賢一さん)と電話で言い争いになるところで、「実は私の最初の収録があのシーンがだったのですが、キャラクターが色濃く出るシーンだったので、ここで菱本をつかもうと思って挑みました」と振り返る。

 「実際にセットに入って監督からは一連で行きますと。電話中“五平餅”をリクエストしてくる秋風に対して紙に『自分で作れ!!』と書いて掲げる、とト書きにあるのですが、相手に答える隙(すき)を与えないほど長ぜりふを放ちつつ、手元で書いているのは別のこと、というのは、自分の中でも大変なチャレンジでした。やるだけのことはしたと自分を信じて、飛び込んだのでとても印象に残っています」としみじみ。

 また、菱本のキャラに絶対的に欠かせないものになっている、リボンやフリルをあしらった少女趣味のフリフリ衣装については、「最初のころは局の廊下で行き交う人の視線を感じていましたが(笑い)、皆さんすっかり見慣れたようで。収録が終わって帰っていくとき、メンズライクな私服の方が『慣れない』とそっちを驚かれていました。(着ていないと)自分でも心許ない感じがしますね」とすっかり自身の中でも定着した様子。

 「私はもう少し下の世代ですが、当時スタイルのあるファッションとしてピンクハウスが存在していたこと、おぼえています。メークやヘアも含めてとても可愛かったですし、大人が意思を持って着る大人のためのブランドというイメージです。菱本は毎回フルコーディネートですから高給取りなんだなって」と冗談めかすと、「私も自分からベルベットのリボンを持っていったり、すごく楽しんでいました」とうれしそうに話していた。
 
 ◇3度目の北川悦吏子作品… 菱本役を「書いてくださったことがエール」 

 井川さんにとって今回が「純情きらり」以来12年ぶりの朝ドラで、「気がつけばそんなに時間がたっていたんだっていうのはありますけど、相変わらず自分は器用ではないので、いっぱい課題はあって。あのときよりも芝居に関していえば、気づきが増えて、どう実践に結びつけたらいいのか、自分の中での小さな目標がそのシーンごとにありました」と語る。

 また脚本家の北川悦吏子さんの作品は、井川さんが女優業をはじめて間もないころの2002年に出演した連続ドラマ「空から降る一億の星」や10年放送の「素直になれなくて」に続いて3度目となる。

 「『空から降る一億の星』から16年という時間の中で、出来なかったあの時の恥ずかしさや悔しい思いが今に繋がっています。今こうして北川先生が“こういうのやらせてみたい”とイメージしてくださった。今度こそ期待に応えたいという思いが強かったです」と話すと、「この役を書いてくださったことがエール。見守って下さっていたことに感謝しています」と思いはせていた。

 「半分、青い。」は、大ヒットドラマ「ロングバケーション」(フジテレビ系、1996年)などで知られ、“恋愛ドラマの神様”の異名も持つ北川さんのオリジナル作品。1971年に岐阜県で生まれ、病気で左耳を失聴したヒロイン・鈴愛が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜ける物語。NHK総合で月~土曜午前8時ほかで放送。全156回を予定。
 

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提供元:MANTANWEB

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